京都大学などの研究グループは、2008年から2015年にかけて全国の学校の構内で心停止になった子ども232人について、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べた。小学生と中学生では男女差がなかったのに対して、高校生では女子生徒に使われる割合が3割ほど低くなることが分かった。NHKニュースが報じた。

AEDは心臓の動きを正常に戻す医療機器で、鎖骨の下などの素肌に直接パッドを貼る必要があり、研究チームでは女子高校生の場合、近くにいた人たちが素肌を出すことに一定の抵抗があったのではないかと分析している。

AED 女性への使用に抵抗感? 京大調査(NHKニュース)