ヘタフェ指揮官、柴崎への信頼を語る 「シーズン終盤にチームを助けてくれると信じている」

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ヘタフェを率いるホセ・ボルダラス監督が、5日に行われるリーガエスパニョーラ第36節ジローナ戦に向けた公式会見の場で日本代表MF柴崎岳に関して言及した。

リーガエスパニョーラ第35節終了次点でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に躍進するヘタフェ。今節はホームに熾烈な残留争いに巻き込まれている17位のジローナを迎える。

この一戦に向けた公式会見に出席したボルダラス監督は、今シーズンのリーグ戦出場が5試合に留まっているものの、第33節のセビージャ戦(3-0で勝利)、前節のレアル・ソシエダ戦(1-2で敗戦)で先発起用した柴崎に関する質問に応答。

同選手のプロフェッショナリズムを評価すると共に、ここ最近のパフォーマンスを評価していると語った。

「彼の態度は常に模範的で、偉大なプロフェッショナル。全ての意味において魅力的な人物でもある。今季のリーガの大半において、あまり使われなかったが、それは他の選手たちがその時々、チームがやりたいこと、我々が必要とする役割を遂行してくれたからだ」

「しかし、彼は非常に賢く、努力することをやめなかった。そこで今が彼に(チャンスを)与える時間だと我々は考えた。よくやってくれて我々も満足しているよ」

「率直に言って、サン・セバスティアン(直近のソシエダ戦)でもいい出来だった。最初はサイドで、それからボランチとしてね。残念なのはチームがいい結果を出せなかったことだけだ」

「我々はガクに満足していて、このシーズン終盤にチームを助けてくれると信じている。彼もチームに貢献しようととても意欲的だよ」

今回の会見でジローナ戦での起用の可否については明言を避けたものの、ボルダラス監督は、柴崎が残りリーガ3試合でのキーマンの1人として考えているのかもしれない。

写真&取材:原ゆみこ

構成:超WS編集部