丸富製紙調べ「夫婦間におけるトイレットペーパー」に関する調査結果

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トイレットペーパーメーカーの丸富製紙(静岡県富士市)は2019年4月22日、「よ(4)い夫婦(22)」の語呂合わせにちなみ、「夫婦間におけるトイレットペーパー」に関する調査結果を発表した。

トイレットペーパーにまつわる互いへの不満点、夫婦間で実際にけんかに至ったエピソードなどが明らかになっている。

若い世代ほど「不満がある」多い

有効回答は20歳〜70歳の既婚男女1035人から得た。

まず「トイレットペーパーに関して、夫婦間で不満に思ったことはあるか」。「不満がある」と答えたのは30.3%で、約3人に1人の割合だ。なお「不満がある」と答えた人の性別割合は男性(30.5%)女性(30.2%)で、男女間で差は見られなかった。ただ年代別に見ると、若い世代ほど「不満がある」と回答した人が多い傾向だ。「20〜29歳」の47.9%が最多で、以降は「30〜39歳(37.3%)」、「40〜49歳(26.3%)」、「50〜59歳(21.7%)」、「60歳以上(17.5%)と徐々に減少している。

続いて、具体的にどんな点を不満に思っているのかを掘り下げて調べた(複数回答可)。夫から妻に対しての不満内容の1位は「使いすぎ(49.4%)」で、5割に迫る。2位以降は「取り替えない(32.7%)」、「芯のゴミを捨てない(30.8%)」、「トイレットペーパーがあと1巻きだけ残してある(19.9%)」、「散らかった紙片・紙クズを片付けない(11.9%)」となった。

一方、妻から夫に対しては、回答の多かった順に「芯のゴミを捨てない(47.5%)」、「取り替えない(37.3%)」、「使いすぎ(34.2%)」、「トイレットペーパーがあと1巻きだけ残してある(22.8%)」、「散らかった紙片・紙クズを片付けない(14.6%)」だ。丸富製紙は発表資料で、

「普段から女性の方がトイレットペーパーを多く使うため、男性にとってはトイレットペーパーの減る速度に驚く人が多いのかもしれません」

と分析。また、使い終わった後に「新しいものと取り替えない」、「芯ゴミを捨てない」という回答が男女共通の不満要素として上位に挙がった点を指摘した。

夫が妻に「ハムスターがカラカラ回ってるみたい」

回答者の中には、トイレットペーパーの使い方に端を発してけんかに至ったという人もいた。集まったエピソード一例は以下の通り。

「妻はトイレットペーパーの芯を何回言っても捨てない。最後には実際に芯を並べて『綺麗だろう』と一言!(46歳・自営業の男性)」
「『ほんの何センチかしか残っていないトイレットペーパーをなぜ使いきらずわざと人に変えさせるように残してるのか?』ということを夫に文句を言った」(41歳・主婦)
「旦那に『なぜそんなにトイレットペーパー使うの? ハムスターがカラカラ回ってるみたい』と言われた」(36歳・職業不明)

丸富製紙は発表資料で「日常生活の中で使用する頻度の高い日用品だからこそ、お互いの行動が目についてしまうのだろう」とし、「夫婦にはお互いを思いやる気持ちも大切」とまとめている。