東京・代官山の自家製パンと高級輸入食材を扱っている人気店で、にこやかに大量に食料を買い込んでいるマダム風の女性が――。彼女は貴乃花部屋の女将・花田景子さん(53)だった。
 
本誌が彼女を目撃したのは、“貴乃花部屋の運命をかけた一戦”を目前に控えた1月30日。だが、その表情には張りつめた様子は見えなかった。
 
2月2日の理事候補選の結果、貴乃花一門の相撲協会に対する影響力は激減してしまった。
 
「貴乃花親方は1月に理事を解任されたばかりでした、常識的に考えれば、今回の選挙は出馬を控え、“一回休み”にしたほうが良かったように思えます。もっとも貴乃花親方は落選を覚悟していたようです」(相撲ライター)
 
そんな状況のなかで、いち早く女将さん業を“一回休み”状態にしていたのが景子さんだった。実は本誌が景子さんの代官山ショッピングを目撃した1月30日の夜には、自宅でパーティが開催されていたのだ。
 
「貴乃花親方の長女・A子さんは現在、有名私立高校に在学中ですが、彼女は1年ほど海外に留学することにしたそうです。1月30日の夜にはA子さんの友人たちが集まって、“お別れ会”が行われました」(貴乃花親方・景子さん夫妻の知人)
 
理事候補選の前日、本誌は景子さんを取材した。
 
――お嬢さんが留学されると伺いましたが?
 
「ええ、そうなんです。しばらく海外に出ることを決めまして」
 
――お母さまとしても、留学のご準備は大変ですね。
 
「そうですね。もう数日で家を出るもので。若いうちに海外生活を経験するのは、とてもいいことだと考えています」
 
だが花田一家の“変化”は、長女の海外留学ばかりではなかった。なんと靴職人兼タレントとして活躍している長男・優一が、俳優への転身を考えているというのだ。
 
「貴ノ岩暴行騒動が世間の注目を集めていた昨年12月22日に、東京都内のホテルで山川豊さんと夏樹陽子さんがディナーショーを開きました。その司会が“渦中の人”である花田景子さんだったので驚きました。さらにサプライズだったのが、山川豊さんへの花束贈呈役として息子の花田優一さんが登場したことです」(ディナーショーに出席した女性)
 
景子さんは興奮を隠しきれない様子だったという。
 
「私、今回初めて息子と“共演”させてもらいました。このような形で、いっしょになる日が来るなんて……」
 
さらに会場をどよめかせるきっかけになったのは山川豊の一言だった。
 
「優一くんは、俳優にはならないの?」
「はい!今後はぜひやらせていただきたいです!」
 
愛息の“俳優転身”宣言を景子さんは笑顔でうなずきながら見守っていたという。
 
これまで貴乃花親方と2人で相撲界の改革を目指してきた景子さん。だが2年後の親方の理事再任までは、女将業はちょっと“休業状態”で、子供たちのサポートをしていくつもりのようだ。