2015年3月、イギリスに住むリオナさんは誤って階段から落ちてしまいました。この事故によって脊髄卒中を起こし、彼女の下半身は麻痺してしまいます。

そして医師から告げられたのは、あまりにも残酷な言葉でした。

おそらく、もう歩くことはできないでしょう。

4人の子どもの母親であるリオナさんには14年間連れ添った夫がいました。妻が大変な状態の時、夫が支えてくれたら何よりも心強いはずです。

しかし事故から5日後、彼女が脊髄卒中で苦しんでいる真っただ中、夫は一方的に離婚を申請したのです。

リオナさんはDailymailの取材で当時のことを振り返りました。

脊髄卒中に苦しんだ後、私は下半身の麻痺だけでなく、14年間連れ添ったパートナーを失ったことにも対処しなくてはなりませんでした。

夫から離婚をいい渡され、私はたった1人で取り残されたのです。

入院してから5日後、医師から回復までは半年から1年かかるだろうといわれました。その時はもう諦めた気持ちでした。でも私は、子どもたちのために強くならなければいけないことが分かっていました。そして再び最初の1歩を踏み出した時、本当に素晴らしい気持ちになったのです。

Dailymail ーより引用(和訳)

医師の宣告からたったの2週間後、リオナさんは動かない足をひきずりながら手すりをつかんで立ち上がりました。

子どもたちのために、必ずまた歩けるようになってみせる。

そんな必死の努力によって、彼女の体は徐々に回復していきました。そして事故から約9か月が経ったころ、リオナさんは本格的に歩くためのリハビリを始めます。

そこで出会ったのがパーソナルトレーナーのキースさん。元ラグビー選手だったというキースさんの献身的なサポートによって、リオナさんの体は驚くべき変化を見せるようになります。

リオナさんは、2017年8月現在、杖を使って自力で歩くことができるまでに回復したということです。

そして彼女が手に入れた喜びは、それだけではありません。

いつしかキースさんはトレーナーという存在から、リオナさんにとってかけがえのないライフパートナーになったのです。

脊髄卒中の後、私は自分の人生が終わったと思いました。でもそれはたくさんの素晴らしい扉が開く始まりだったのです。

Dailymail ーより引用(和訳)

いまではリオナさんと4人の子どもたち、そしてキースさんと彼の娘も一緒に幸せな毎日を送っているということです。

母親としての強さと不屈の精神で奇跡を起こし、新たな人生のパートナーも手に入れたリオナさん。彼女の生きかたはきっと多くの人たちに勇気を与えてくれることでしょう。

[文・構成/grape編集部]