これでもう迷うことはない!専門家に聞いた香典の金額

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前触れもなく訃報は突然やってくる。亡くなった方との関係次第では、取り乱してしてしまうかもしれない。あるいは呆然とし、あるいは泣き崩れてしまうかもしれない。しかしどんな状態であったとしても、するべきことは山ほどある。場所と日程の確認とそれに伴う自分のスケジュール調整、宗教宗派の確認、タンスの奥にしまった喪服のアイロン掛け、お数珠や袱紗の用意、そしてお悔やみを先に電話で伝えるべきか、また弔問に行くべきかどうかの判断など。ちなみにこれらの中で最も頭を悩ませる事柄の1つに「香典をいくらお包みするか」という問題がある。葬儀のマナーに関連したこの問題は、「教えて!goo」に日々寄せられる質問の中でも非常に多く、その度にユーザーによる親切な回答が投稿されている。そこで今回はこの問題に対する回答の決定版として、専門家に香典の相場を取材してきた。まずは先に以下の質問から紹介しよう。

「御香典の相場はいくらでしょう」

質問者は、近所でお店をやっていた方が亡くなったことを知るが、町内のルール上、その方の葬儀に参列する必要は無いという。しかし、そのお店を個人的にたびたび利用していたため、せめてお通夜には行こうと決めたが、香典の相場がわからないという。

■さてこのケースの香典額はいくらが妥当?

早速回答を紹介する。

「当地区だと、この場合は5000円です」(itou2618さん)

「隣組としての参列ではないけど、香典に関しては隣組の場合と同じと考えて良いと思われるけど」(trajaa)

「隣組で、葬儀の手伝いをする場合には、3000円。しない場合には5000円です。近くの家でも、隣組で無い場合には、葬儀の手伝いをしませんので5000円か1万円です」(jf2kguさん)

「間違いなく『家族葬なので受け取り辞退します』と言われるはず。ごり押しでも置いてくるなら気持ちで『5000円』」(adobe_sanさん)

「私が勤めている地域のあるA町のBという土地は、近所の香典は500円と決まっています」(motomoto12さん)

一通りの回答を紹介したが、500円から最高で1万円とかなり幅が出てきてしまった。さて結局いくらが正解なのだろうか。

■香典の相場とは?

さていよいよ香典の相場の決定版を紹介する。今回は心に残る家族葬というサービスを全国で運営し、数多くの葬儀を執り行ってきたという葬儀アドバイザーに取材してきた。

「今回のケースは町内のルールと故人に対する思いの両方を、どのように折り合いをつけて香典を決めるべきかという問題だと思いますが、その前に故人との関係性別で考えた場合の一般的な相場をお伝えします。

ご両親:5万円〜10万円
ご兄弟:3万円〜5万円
祖父母:1万円〜3万円
ご親戚:1万円〜3万円
ご近所:3000円〜5000円
仕事関連:5000円〜1万円

今回のようなご近所の葬儀となると故人に対する思い、地域のルール、葬儀の形式によって相場とは異なる可能性があります」

地域のルールとは、町内会や自治会ということだろうか。

「はい、そうです。親族以外の葬儀の香典は、町内会で決められたルールがあるならば、先程お伝えした相場よりもそちらを優先するべきです。その決められた香典の額よりも少なくても多くても、ルールを破ることは基本的にオススメできません。もしもそのようなルールがない場合は、ご近所で参列される方と額を合わせたが方がいいと思います。それも分らなければ先程の香典の相場であれば、それほど礼を失することは無いと思います」

では故人と親しかった場合、気持として香典を少し多く渡すことはマナー違反だろうか。

「マナー違反ではありません。故人もそのご遺族もきっとそのお気持ちに喜んでいただけるでしょう。ただし、その場合はまず先に町内会長さんなどにご意見を聞いておいた方がいいと思います。それのほうがきっと角が立たないでしょう」

なるほど。優先するべきは町内会のルール。次に故人に対する思い。そしてその思いを香典額に反映させるならば、町内会長に一言断りをいれることが重要とのこと。ちなみに葬儀の形式によって香典額が変わるとはどういうことだろうか。

「近年増えている家族葬は、ご家族と生前に親しかった方だけで行う、香典不要の葬儀と言われています。その場合、そもそも香典をご用意する必要がありません。しかしまだまだこのあたりは曖昧になっているため、香典不要と事前に明確に聞かされてない場合を除いて、しっかりと本当に香典が不要かどうかの確認はとっておいたほうがいいと思います」

いかがだっただろうか。これでもういざという時に迷うことは無いだろう。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー

故人の家族と生前に親しかった方だけで行う家族葬こそが、故人との最後の時間を大切に過ごしたいという方に向いていると考え、従来の葬儀とは一線を画した、追加費用のかからない格安な家族葬を全国で執り行っている。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)