フレッシャーズ編集部

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人前に立って、全員に聞こえる大きな声で発言することが苦手な人は多いでしょう。初対面の方々に行う自己紹介についても同様に苦手に感じる人は多いはず。増してや社会人にもなって、と思うかもしれませんが、むしろいろいろな人と一緒に仕事をこなさなければいけない社会人こそ、自分を他人に紹介する機会は増えていきます。新人が入ったばかりの会社で、先輩方を前に自己紹介するのはその通過儀礼といったところでしょうか。ここで自己紹介のコツを覚えて、先のキャリアに役立てましょう。

◆自己紹介は事前準備が大切

先約があるのに職場で飲みに誘われたら、どうしたらいい?

人の第一印象というのは7秒間で決まってしまうと言います。それを覆すには長い時間をかけて相手と話す必要がありますが、仕事をしている中でそんな時間は到底ありません。短い時間の中で最低限の情報を提供し、なおかつインパクトを与えようと考えると、準備をせずに出たとこ勝負の自己紹介をしてもうまくはいきません。言うべきことをあらかじめ整理して、少しでも実際に声に出して鏡の前で練習しておくことが肝心です。作りすぎてもあまりいい印象を与えませんが、しどろもどろになって何を言ってるかわからないよりはずっとマシです。

◆新人が自己紹介で言うべき必須項目

新人の自己紹介に長い時間は与えてもらえません。簡潔に、言うべきことをあらかじめまとめておく必要があります。自己紹介の全体的な構成としては、自分らしいワンポイントを踏まえた簡単な自己紹介、入社を喜ぶ気持ち、仕事をするにあたっての今後の抱負、先輩方に支援や指導をお願いする言葉、の4点が入っていれば大丈夫です。しかしただテンプレに沿った自己紹介をしていても見いている人の印象には残りません。簡潔にまとめたうえで、インパクトを残す捻りがほしいところです。

◆好印象を与える自己紹介のポイント

まず何度も書いているように、自己紹介は短く簡潔にまとめることです。社会においてダラダラとしたお話を根気強く聞いてくれる場面はありません。先のためにも、簡潔に話す習慣を身につけましょう。次にネタを交えることです。固い内容になってしまっては印象に残りません。意外な趣味を発表したり、大声で自己紹介したり、方言を使ったり、変なエピソードを話したり、いろいろなネタが考えられます。新人だからこそ大目に見てくれることもあります。臆せず、みんなとは違う自己紹介に挑戦しましょう。

◆新人の自己紹介例文

本日からお世話になる○○です。趣味は世界のトランプ集めです。 大好きな玩具を扱うこの会社に入れて本当にうれしいです。 仕事の方は、みなさんに教わりながら、一生懸命頑張ります。目下の夢は給料を貯めて、親に海外旅行に行ってもらって、トランプを買ってきてもらうことです。 勉強不足でしばらくの間、みなさんにご迷惑をかけることと思います。 精一杯ついていきますので、ご指導のほど、よろしくお願いします。

◆さいごに

新社会人の一つの通過儀礼とも言える、新人の自己紹介ですが、上司や先輩方に顔を覚えてもらいつつ、将来的にビジネスマンとして相手と会話する上でのいい練習にもなります。自分のキャラを活かして堂々と発言できれば先輩方の印象に残って、暖かく迎えてくれることでしょう。自己紹介はいくつになっても難しいものですが、社会人としてやっていく未来の自分のためと思って一度きちんと準備してみましょう。入社までに一通り考えて行ければ、初日はきっといい笑顔で乗り切ることができます。

文・学生の窓口編集部