【海外発!Breaking News】校長が催眠術をかけた高校生3人、次々と死亡(米)
米フロリダ州で数年前、ある高校の生徒3名が次々と死亡していた。共通していたのは、当時の校長から催眠術をかけられていたこと。何らかの影響があったものとして保護者らは校長の責任を追及していたが…。
フロリダ州サラソータ郡のノースポートにある「North Port High School」で2011年、校長が最低でも75名の生徒と職員に「ストレスをなくし能力を向上させよう」と声をかけては催眠術を施し、そのうち生徒の男女3名が次々と死亡していたことが発覚。翌年に校長は辞職していたが、若者の相次ぐ死は催眠術と何らかの関係があるとして警察も動き、遺族らは民事裁判の準備中であった。しかしこの件は、教育委員会が弔慰金を準備という形で解決をみたようだ。
『nydailynews.com』が伝えたところによれば、当時校長であったジョージ・ケニー被告から催眠術をかけられた後に亡くなったのは、ウェズリー・マッキンレーさん(自殺:享年16)、ブリタニー・パランボーさん(自殺:享年17)、マーカス・フリーマンさん(自動車事故:享年16)の3名。被告は催眠セラピーを行える資格などを持っていないにもかかわらず、生徒たちに自己催眠術の方法についても指導していた。マーカスさんは自己催眠の後死亡している。
検察は、何かというと催眠術を行いたがる被告に対して教育委員会がたびたび注意をしてきたこと、あるバスケットボール部員は40回も催眠術をかけられていたという情報を得たが、催眠術の内容と3名の死亡について明確な因果関係は確認できなかったこともあり、罪状を争わない、以後決して催眠術を行わないと宣言したケニー被告に言い渡されたのは1年間の保護観察処分のみ。ウェズリーさん、ブリタニーさん、マーカスさんの遺族に対しては、教育委員会が弔慰金20万ドル(日本円にして約2400万円)ずつを支払うことで決着した。
なお、ケニーは現在ノースカロライナ州で悠々自適なリタイアメント生活を楽しんでいることもわかり、わが子を亡くした三家族を代表するダミアン・マラード弁護士は「何かが非常に釈然としない」と答えている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
フロリダ州サラソータ郡のノースポートにある「North Port High School」で2011年、校長が最低でも75名の生徒と職員に「ストレスをなくし能力を向上させよう」と声をかけては催眠術を施し、そのうち生徒の男女3名が次々と死亡していたことが発覚。翌年に校長は辞職していたが、若者の相次ぐ死は催眠術と何らかの関係があるとして警察も動き、遺族らは民事裁判の準備中であった。しかしこの件は、教育委員会が弔慰金を準備という形で解決をみたようだ。
検察は、何かというと催眠術を行いたがる被告に対して教育委員会がたびたび注意をしてきたこと、あるバスケットボール部員は40回も催眠術をかけられていたという情報を得たが、催眠術の内容と3名の死亡について明確な因果関係は確認できなかったこともあり、罪状を争わない、以後決して催眠術を行わないと宣言したケニー被告に言い渡されたのは1年間の保護観察処分のみ。ウェズリーさん、ブリタニーさん、マーカスさんの遺族に対しては、教育委員会が弔慰金20万ドル(日本円にして約2400万円)ずつを支払うことで決着した。
なお、ケニーは現在ノースカロライナ州で悠々自適なリタイアメント生活を楽しんでいることもわかり、わが子を亡くした三家族を代表するダミアン・マラード弁護士は「何かが非常に釈然としない」と答えている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)