脳科学者・茂木健一郎が指摘、アメリカ連邦政府効率化の難題　イーロン・マスク氏へのメッセージ

脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「マスク政権」爆誕!?というテーマで、イーロン・マスク氏について語った。動画では、マスク氏がアメリカ連邦政府の効率化に乗り出すことに関して茂木氏の見解が述べられた。

茂木氏はイーロン・マスク氏に関して、「問題のある方なんですが、人類の意識を進化させようとしているところに非常に共感する」とファンであることを明かす。そして、マスク氏がトランプ政権の指令で、政府の無駄を削減する「Department of Government Efficiency（DOGE）」のヘッドに指名されたことについて、「非常に大変なことになってきた」と述べた。

また、連邦政府の複雑な構造の効率化に関して、「実証的に無駄を明らかにするのは非常に難しい」とし、サボタージュやディープステートの抵抗があり得ると警告。「マスクさんが関与すること自体を否定しているわけではなく、頑張ってくださいと思うが、いろいろ抵抗が出てくるだろう」と懸念を示した。

そして、マスク氏に対して、「イエス・ミニスターというイギリスのコメディを見てみることをお勧めする」と語り、その理由として、政府効率化が描かれる内容があることを示した。茂木氏は「このコメディは、メタ認知として効率化について冷静に見つめるための視点を提供する」と語った。

動画の締めくくりには、「無理なスケジュールで物事を進める「イーロンタイム」がアメリカ連邦政府にも適用される時期を迎え、いろいろハレーションが起こるでしょうね、そのドラマを見ていきたい」と期待感を述べ、イーロン・マスク氏の取り組みを客観的に見守る姿勢を示した。