【時すでにお鮨】最初は玉子？ クラシックな寿司といったらこの5つです 【寿司の雑学・寿司の歴史】

料理評論家の山本益博氏が「時すでにお鮨」と題した動画を配信し、クラシックな寿司の種について語りました。動画は、寿司の歴史とともに、その代表的な5種類の寿司種について深掘りする内容です。

山本氏は、クラシックな寿司の種として「マグロの赤身、コハダ、アナゴ、ハマグリ、卵」の5種を挙げ、それぞれの歴史と特徴について詳細に説明しました。「マグロは赤身が基本。昔は大トロは保存が難しく、江戸っ子は脂っこいものが苦手だったため、赤身の方が好まれた」と話しています。そして、マグロの漬けが誕生した背景には「江戸の人々が保存のために赤身を醤油に漬け込んだという歴史がある」と述べました。

さらに、コハダについては「お寿司のために生まれてきたような寿司種であり、お寿司屋さんにとっては特に大切な存在」だと強調。「小肌の仕込み方で店の個性が出る」として、その重要性を語りました。そして、アナゴやハマグリ、卵についても伝統的な調理方法や各種の寿司種が持つ独自の魅力についても紹介し、「江戸前寿司は、簡単に乗せれば良いというものではなく、手の込んだ仕事がしてあるお寿司なのです」との見解を示しました。

山本氏は締めの言葉として、「クラシックな寿司種は、材料がある限り続けてほしい伝統品であり、我々も姿勢を正して食べることが大切」と語り、改めてクラシックなお寿司の大切さを呼びかけました。