上海=山下福太郎】中国で日系百貨店の閉店が相次いでいる。上海市の伊勢丹は30日に最後の営業を終え、中国本土の伊勢丹はピーク時の6店舗から1店舗に減った。ネット通販の拡大や不動産不況に伴う消費不振が背景にあり、百貨店事業の苦境が浮き彫りになっている。「本日が上海伊勢丹の最後の営業日です。長年のご愛顧に深く感謝します」上海市中心部の「上海梅龍鎮伊勢丹」で30日夜、店舗の責任者が閉店のあいさつを