よく「病は気から」というが、「老いは気から」もまた、真なりらしい。近年、自分をイメージしたときに感じる年齢――「主観的年齢」が「暦年齢」より老けている人は、「気持ちが若い」人よりも、死亡・疾病リスクが高いことが知られるようになった。そこで奈良県畿央大学理学療法学科の研究グループは、同県広陵町との共同事業である「KAGUYAプロジェクト」の参加者に協力を得て、主観的年齢と要介護状態との関連を調べてい