女子アナへの卑劣なストーカー行為を暴露

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 努力するのは嫌、でも諦めることだけは人一倍早い。仕事もロクにデキないし、やりがいある誇れる職にも就いていない――だから彼女などできようもない。

 そんな“ないない尽くし”の、彼女いない歴が「生まれてから今日まで」の40代派遣社員男性・Aの唯一の生きがいは、男性なら誰もが憧れる「女子アナ」へのストーキング行為だ。それも、変態的内容を含む付きまといだという。現役女子アナ専門の変態ストーカーを自称する彼がその胸のうちを筆者にぶちまけた

 2014年11月にはタレントの眞鍋かをりさんへの殺害予告で逮捕者がでた。そして同月16日には、TBSの吉田明世アナも出演する『サンデー・ジャポン』番組中で自身のストーカー被害を訴えた。Aの告白は、タレントや女子アナに付きまとう“スターストーカー”の心理を知る貴重な手掛かりとなろう。

知的な美人揃いの女子アナはとくにそそられる

 Aは、1990年代半ばに都内の私立大学を卒業したものの、当時は就職氷河期。就職もままならず、以来、アルバイトや派遣社員で生計を立てている。

 比較的、時間の自由が効く彼は、空いた時間があれば女子アナへの変態的な内容を含むファンメールやファンレターの送りつけ、迷惑なプレゼントの発送している。加えて、放送局付近での入待ち・出待ち、尾行にも余念がないという。なぜ彼は女子アナへの変態的付きまといを行なうのだろうか。

「はなから女性には自分は縁がないことはわかっている。でも女性に興味がないわけではない。知的な美人揃いの女子アナはとくにそそられる。だからストーカーしてるというわけ」(A)

 しかし女子アナが好きならば、実際に話せる、出会えるかは別にして、誠意を持ったアプローチをすべきだ。それをしないのには理由がある。

「預貯金ゼロ。実家暮らし。大学卒業以来、まともに仕事をしたこともない。高収入で知的な美人の女子アナが自分など相手にするはずがない。そもそも女子アナとの出会いなど考えたこともない」(同)

 出会いを考えていない。だからストーカー行為で満足だというわけだ。そもそも女性と付き合うどころか会話もままならないというA氏にとって女子アナとは単なる“性の対象”でしかない。

「男性なら話せる。でも女性だとどうにも話せない。だから女子アナと話したいとも思わない。それに女子アナが自分を理解してくれるとは到底考えられないし、して欲しいとも思っていない」(同)

 A氏がいう「女子アナが自分を理解してくれるとは思えない」とは自身の性癖だ。女性とのコミュニケーションができない彼は男性にはない女性の“生理”に異常なまでの関心を持つ“経血マニア”である。だからA氏は女性アナへのファンメールに「使用済みの生理用品を送って欲しい」とかならず書く。

「もちろん送ってもらえるとは思っていない。でもそれを書くことで女子アナが自分のことを想像する……それが快感なんです」(A)

女子アナに生理用品を送りつける

 放送局宛にファンである女子アナにドラッグストアで購入した新品の生理用品を送りつけたこともあると話すAは、「もしかしたら女子アナが使ってくれてるかもしれない」と考えるだけで自身の欲求が満たされると話す。

 多くの一般人には理解しがたい行動をとるA氏だが、彼のポリシーは近づいた女子アナには決して声をかけないというのものだ。

「入り待ち、出待ちして、尾行した女子アナがトイレに行くところを見届ければそれでいい。もしかしたら生理用品を捨てているかもしれない。そう思うだけで自分は十分、満足だ」(同)

 なお、A氏の行動はストーカー規正法に違反する行為も含まれている。被害者から告訴されれば「六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金」に処せられるれっきとした犯罪だ。

 決して本文中の内容を真似しないでもらいたい。これは犯罪だ。ただただ彼の更正を願わずにはいられない。

(取材・文・写真/佐津川遼)