芸能界のアテンド王・渡部建は美輪明宏をどんな店に連れて行くのか
「美輪さんですか? 美輪さん、飯食うんですかね?
困ったなぁ……何が好きなんだろう? 困ったなぁ……」
困ってるのは渡部建。児島じゃない。
芸能界でも生粋の食通で知られ、ブログ「わたべ歩き」も人気のお笑いコンビ・アンジャッシュ渡部建が、意外や初のグルメ本『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』を上梓。
26日の発売日を前に昨夜行われた完成記者発表では、なぜか困ってばかりいた。
冒頭のセリフは、10月からの新番組「ニュースな晩餐会」(フジテレビ系)で共演する美輪明宏と田中みな実の二人をアテンドするならこの本の中のどの店に連れていくか? という質問に対して。
本の中では、実際に芸能人にオススメした店、自分でもデートに使った店がラインナップされているというが、さすがに美輪明宏にふさわしい店はなかなかないらしい。
「一か八か……一軒、自動販売機でお酒を買って飲む店があるんです。焼鳥も自分で焼く店なんですけど、そこに連れて行きましょうかね」
酒は自販機、焼鳥はセルフというその店は、茅場町にある立ち飲み屋「ニューカバヤ」。
昭和39年からサラリーマンたちに愛されきた立ち飲み屋で、壁には日本酒、焼酎、ウイスキーの自販機が並び、100円を入れるとお酒がちょろちょろ出てくる仕組み。
焼鳥を頼むと串が渡され、片隅の炭焼台に持って行って自分で焼くセルフっぷり。
いい大人たちが百円玉をテーブルに積み上げ、「今夜はダブルだ!」と200円を自販機に入れる“大人の駄菓子屋”だ。
(『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』から一部引用)
ナニそれ!? 面白そう。
さすがは芸能界のアテンド王。思わず興味をひくお店うんちくも、この本では充実している。
ちなみにこの店、女性だけの入店はできないとのこと。
美輪明宏ひとりで向かったらどんな反応をされるのかも気になる。
さて、記者会見中、いろいろ困り続けていた児島じゃない方、渡部建。
その他の困った質問内容と、その回答を並べて行こう。
記者「この本をお好きな野球で喩えてみてください」
渡部「ムチャな振りしますねぇ……うーん……どうですかねぇ……野球で? 時間もらえます?えーー、3割30本30盗塁、みたいなどこを切り取ってもバランスのいい本になってるんじゃないでしょうか?……納得いってないっぽいですね。やり直しますか?」
記者「実際、女性と二人で行った店はどれでしょう? その後、素敵な展開になったりは?」
渡部「なってても言うわけないでしょ! なに考えてんですか!?」
記者「食通な男と付き合うメリット、デメリットとは?」
渡部「メリットは、デートの選択肢が増えますし、食に興味がある人ってお店側と近くなる人が多いので、メニューにないものが出てきたり、営業時間外に入れて頂けたりとか……ですかね。デメリットは自分もそうなんですけど……あの、寺門ジモンって男がいるんですけど……ああなるってことですねぇ。食を語りたくなっちゃうんです。つい言っちゃうんですよね。そういうのはだいたい煙たがられますね」
記者「これまでどのくらい食費に使ってきましたか?」
渡部「一度ある番組で、渡部は週にどのくらい食費を使っているのか。っていうのをやったんですけど、まあTwitterは炎上しましたね。世のお父さんが一体いくらのおこづかいでやってると思ってんだ!って。でも、美味しいお店を紹介するお仕事をしているので、ピンからキリまで、相対的にいろんな店に行くようにしていますんで、出費は必要経費かと」
記者「……で、いくら使ったんですか?」
渡部「まあ、いいじゃないですか……いやいやいや………後輩に奢ったりも含めてですよ……そういうのも含めてですけど、一週間で7〜8万はいきましたよね」
隣にいた記者はボソっと「ビミョー」とつぶやいた。
記者「さきほど野球の喩えが出ましたけど、載ってるお店で、大物女優なんかを連れ行って落とした……これは“ホームラン”ですよね? あとは、素人の方を落とした“打率が良かった店”。連れてったけどハプニングが起こった、怒って帰っちゃった店が……」
渡部「凡打?」
記者「いや、デッドボールですね。そういう感じで、実名で挙げていただければ」
渡部「あなた、なに言ってるんですか!?……えー、本の中で“予約困難店”として紹介してる店は、芸能人はなかなか行けない店なんです。そういう店はやっぱり“ホームラン”でいいんじゃないですかね?」
記者「いや、そういうんじゃなくてですね。実際になんかあった店が知りたい」
渡部「なんかあった店、言うわけないでしょ!」
記者「ここだけの話で。どこにも言わないですから」
ちなみにこの記者は東京スポーツの方でした。
記者「『行列のできる法律相談所』です。番組で、渡部さんが声をかけた女性が暴かれましたけど、そういう、暴かれた女性と行ったお店はこの本の中のどれかを教えていただきたいんですが」
渡部「あなたの番組存じ上げないんですけど。なんなんですか? 答えたくないですよ……まあ、そりゃありますよ。何軒かは。もう、二度と質問しないでください(笑)」
と、全体的にいかに渡部を困らせるか、という方向性になりがちだった記者会見とは裏腹に、本の内容はいたって真面目。
「二人で行きたい店」「仲間でワイワイ店」「男女でワイワイ店」「深夜に美味しい店」「一人メシのとっておき店」「サプライズ店」とジャンル分けされ、「これだけ食べても太らないワケは?」といったコラムも充実。
芸能界のアテンド王らしく、わかりやすく魅力的にお店紹介がされている。
記者「これだけ、デートにも使える店を紹介しちゃうと、渡部さん自身が今後行きにくくなるんじゃないですか?」
渡部「まあ、そうなんですけど……本当にデートに使ってる店は載せてないんですよ(笑)。だから、僕の夢は、結婚したときに、『渡部が独身時代に使っていた店』っていう本を出すことですね」
本が売れたら印税で引っ越したい、とのことでした。
(オグマナオト)
困ったなぁ……何が好きなんだろう? 困ったなぁ……」
困ってるのは渡部建。児島じゃない。
芸能界でも生粋の食通で知られ、ブログ「わたべ歩き」も人気のお笑いコンビ・アンジャッシュ渡部建が、意外や初のグルメ本『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』を上梓。
26日の発売日を前に昨夜行われた完成記者発表では、なぜか困ってばかりいた。
本の中では、実際に芸能人にオススメした店、自分でもデートに使った店がラインナップされているというが、さすがに美輪明宏にふさわしい店はなかなかないらしい。
「一か八か……一軒、自動販売機でお酒を買って飲む店があるんです。焼鳥も自分で焼く店なんですけど、そこに連れて行きましょうかね」
酒は自販機、焼鳥はセルフというその店は、茅場町にある立ち飲み屋「ニューカバヤ」。
昭和39年からサラリーマンたちに愛されきた立ち飲み屋で、壁には日本酒、焼酎、ウイスキーの自販機が並び、100円を入れるとお酒がちょろちょろ出てくる仕組み。
焼鳥を頼むと串が渡され、片隅の炭焼台に持って行って自分で焼くセルフっぷり。
いい大人たちが百円玉をテーブルに積み上げ、「今夜はダブルだ!」と200円を自販機に入れる“大人の駄菓子屋”だ。
(『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』から一部引用)
ナニそれ!? 面白そう。
さすがは芸能界のアテンド王。思わず興味をひくお店うんちくも、この本では充実している。
ちなみにこの店、女性だけの入店はできないとのこと。
美輪明宏ひとりで向かったらどんな反応をされるのかも気になる。
さて、記者会見中、いろいろ困り続けていた児島じゃない方、渡部建。
その他の困った質問内容と、その回答を並べて行こう。
記者「この本をお好きな野球で喩えてみてください」
渡部「ムチャな振りしますねぇ……うーん……どうですかねぇ……野球で? 時間もらえます?えーー、3割30本30盗塁、みたいなどこを切り取ってもバランスのいい本になってるんじゃないでしょうか?……納得いってないっぽいですね。やり直しますか?」
記者「実際、女性と二人で行った店はどれでしょう? その後、素敵な展開になったりは?」
渡部「なってても言うわけないでしょ! なに考えてんですか!?」
記者「食通な男と付き合うメリット、デメリットとは?」
渡部「メリットは、デートの選択肢が増えますし、食に興味がある人ってお店側と近くなる人が多いので、メニューにないものが出てきたり、営業時間外に入れて頂けたりとか……ですかね。デメリットは自分もそうなんですけど……あの、寺門ジモンって男がいるんですけど……ああなるってことですねぇ。食を語りたくなっちゃうんです。つい言っちゃうんですよね。そういうのはだいたい煙たがられますね」
記者「これまでどのくらい食費に使ってきましたか?」
渡部「一度ある番組で、渡部は週にどのくらい食費を使っているのか。っていうのをやったんですけど、まあTwitterは炎上しましたね。世のお父さんが一体いくらのおこづかいでやってると思ってんだ!って。でも、美味しいお店を紹介するお仕事をしているので、ピンからキリまで、相対的にいろんな店に行くようにしていますんで、出費は必要経費かと」
記者「……で、いくら使ったんですか?」
渡部「まあ、いいじゃないですか……いやいやいや………後輩に奢ったりも含めてですよ……そういうのも含めてですけど、一週間で7〜8万はいきましたよね」
隣にいた記者はボソっと「ビミョー」とつぶやいた。
記者「さきほど野球の喩えが出ましたけど、載ってるお店で、大物女優なんかを連れ行って落とした……これは“ホームラン”ですよね? あとは、素人の方を落とした“打率が良かった店”。連れてったけどハプニングが起こった、怒って帰っちゃった店が……」
渡部「凡打?」
記者「いや、デッドボールですね。そういう感じで、実名で挙げていただければ」
渡部「あなた、なに言ってるんですか!?……えー、本の中で“予約困難店”として紹介してる店は、芸能人はなかなか行けない店なんです。そういう店はやっぱり“ホームラン”でいいんじゃないですかね?」
記者「いや、そういうんじゃなくてですね。実際になんかあった店が知りたい」
渡部「なんかあった店、言うわけないでしょ!」
記者「ここだけの話で。どこにも言わないですから」
ちなみにこの記者は東京スポーツの方でした。
記者「『行列のできる法律相談所』です。番組で、渡部さんが声をかけた女性が暴かれましたけど、そういう、暴かれた女性と行ったお店はこの本の中のどれかを教えていただきたいんですが」
渡部「あなたの番組存じ上げないんですけど。なんなんですか? 答えたくないですよ……まあ、そりゃありますよ。何軒かは。もう、二度と質問しないでください(笑)」
と、全体的にいかに渡部を困らせるか、という方向性になりがちだった記者会見とは裏腹に、本の内容はいたって真面目。
「二人で行きたい店」「仲間でワイワイ店」「男女でワイワイ店」「深夜に美味しい店」「一人メシのとっておき店」「サプライズ店」とジャンル分けされ、「これだけ食べても太らないワケは?」といったコラムも充実。
芸能界のアテンド王らしく、わかりやすく魅力的にお店紹介がされている。
記者「これだけ、デートにも使える店を紹介しちゃうと、渡部さん自身が今後行きにくくなるんじゃないですか?」
渡部「まあ、そうなんですけど……本当にデートに使ってる店は載せてないんですよ(笑)。だから、僕の夢は、結婚したときに、『渡部が独身時代に使っていた店』っていう本を出すことですね」
本が売れたら印税で引っ越したい、とのことでした。
(オグマナオト)