両軍合わせて26安打の乱打戦を制したのは…?

新発田農業の先発・五十嵐は粘り強い投球

 この日の新発田市は天気に恵まれ快晴。日曜日ということも相まって絶好の野球日和に、客席には多くの高校野球ファンが詰めかけた。

 1対1で迎えた2回表、新潟江南は4本のヒットを集中して、3点を挙げ、4対1とリードを広げる。一方、古豪・新発田農も黙っていない。3回裏にヒット5本を集め、同点に追い付くと4回にはクリーンアップの3連打で2点を追加。5回にも4点を挙げ、新潟江南先発の藤井をノックアウト。

 10対5と大きくリードを広げる。序盤、制球に苦しんだ新発田農先発の五十嵐英も持ち前の粘り強い投球を披露。8回裏の打席では死球で右手を負傷するも、9回表も続投を志願。結局131球で完投し、両軍合わせて26安打の乱打戦は新発田農が制した。

(文=編集部)