日本に関する情報を発信するフランスのサイト「Douzo．fr」では、東京から近く魅力を持つ街として横浜市を紹介している。

　横浜市は1854年に米海軍艦隊であるペリー艦隊が来航し、その後横浜港が1959年に開港されて以来、日本にとって欧米との交易の窓口となったと説明。このため、国際都市としての特徴を持つとともに、横浜港は現在でもアジアでは重要な港のひとつと考えられていると述べている。

　そして、横浜では地区ごとにまったく異なる雰囲気を味わえることが魅力だと考えている。横浜みなとみらい21地区では、商業施設のほか横浜みなと博物館、横浜美術館など文化施設が充実しており、レジャー施設「よこはまコスモワールド」もあり、日本人にとっても観光地として人気があることを伝えている。現代的な日本を感じる場所と考えているようだ。

　また海岸に面した山下公園は、散歩に最適で、公園内の植物を見て楽しめると説明。この公園は「赤い靴はいてた女の子」像があり、同じ題名の童謡をロック風にアレンジしたりして、若者が公園内で演奏を披露していることもあると紹介している。

　ほかに、三渓園は日本らしい静けさと穏やかさが感じられる場所として、勧めている。横浜を訪れるのならぜひ行きたい場所と記しており、日本を訪れるフランス人は、伝統的な日本の空気を感じられる場所に高い関心を示していることがうかがえる。

　国際都市である横浜では、日本以外の国の雰囲気を体験することもできる。中でも、中華街は日本で一番大きな中華街で、レストラン、異国情緒が漂う雑貨、食品などを販売する店舗などが並び、観光客の目を楽しませていると説明。関帝廟（びょう）といった中国文化に根ざしたスポットも存在し、日本にいながらにして中国文化に触れることができ、独特の魅力を持つとつづっている。

　横浜はじっくり観光しようと思うと1日では足りないと述べている。平日は特に観光客が少なく、きれいな街をのんびり観光できるとし、さまざまな見どころがある横浜に魅了されている様子が記事から伝わってくる。（編集担当：山下千名美・山口幸治）



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