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 元東京都副知事の青山やすし明大名誉教授が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。

 斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。

 MCの谷原章介が「今後の議会との関係性、どういう関係になってくるのでしょうか?」と聞くと、青山氏は「一般的に言いますと、都道府県議会において、知事に対するいわゆる与党的な議員が1人もいない状態というのは今までもありました」と言い、「東京都知事は大体、政権与党が推薦しない人の方が当選することが多いので、したがって石原慎太郎さんの場合は最初はたったの1人も都議会議員で支持者がいなかったという中でも、副知事も承認されましたし、予算も通りました」と指摘。「それは内容の話であって、それ(支持議員が少ないこと)によって混乱するということは私はあんまり考えられないと思います。斎藤さんがいい予算を編成すれば県議会は当然、承認すると思う」と自身の見解を述べた。

 そのうえで、「それよりも百条委員会でまだ残された課題がある」とし、「選挙の前には秘密会でやっていますので、そういったことについてどういう報告書が出せるのかということは、やはり県議会には問われているんだと思います」と述べた。