対戦したマイク・タイソンとジェイク・ポール(左)【写真:ロイター】

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タイソンが19年ぶり公式戦で敗戦

 ボクシング元世界ヘビー級王者の58歳マイク・タイソンは15日(日本時間16日)、米テキサス州・アーリントンで27歳のお騒がせYouTuberジェイク・ポール(ともに米国)とのヘビー級8回戦(2分×8回)に臨み、0-3で大差判定負けした。エキシビションを除き、19年ぶりの公式戦。ポールに左フック3連発を浴び、米ファンは「全盛期だったら…」と悲鳴を上げている。

 タイソンは初回こそ体力があったが、徐々に疲れが出てきた様子。ノロノロと動き、手数も減っていった。すると、距離が近づいたところでポールがワンツー。さらに左フックを当てると、容赦なくこめかみに2発目、3発目を放った。よろけたタイソンに会場のボルテージは高まった。

 試合前から31歳の年齢差を危険視する声も上がっていた一戦。ポールが放った左フック3連発の動画を公開したのは、ポールらが設立したプロモート会社「Most Valuable Promotions」の公式インスタグラム。「左フック3連発!」と記して投稿すると、米ファンは嘆いている。

「タイソンは最終回に一度もパンチしなかった。なんで? どうして?」
「100%台本通りなんだ。マイクはパンチを1発もしてなかった……!」
「マイクが全盛期だったら……」
「ボクシング史上最悪の試合だ!」
「マイク、行け、頑張ってくれよ」
「なんてクソ試合だ」
「君が負けたのは真実だ。でも、いつでもチャンピオンさ」

 タイソンは05年6月に敗れて以来の公式戦。両者は7月20日に試合を予定していたが、タイソンの体調不良のため延期になっていた。

(THE ANSWER編集部)