”視聴率女王”女優・米倉涼子が地上波から消える日…「どの局も高額ギャラが払えない」「ファンクラブも人が集まらない」過酷な事情

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イベントで故・西田敏行を偲ぶ

「西田さんもそこ(作品)に生きていますし、見納めてほしい。12年間の絆の集大成です」

10月31日、女優の米倉涼子(49歳)は主演映画『劇場版ドクターX FINAL』(12月6日公開)のイベントに出席。そこで共演者の故・西田敏行(享年76)について言及しつつ、涙ながらに観客に向かってアピールした。

実は米倉は「地上波卒業」を見込んで、この作品に相当な熱量をかけて臨んでいたという。

「主演作は多いものの、世間的に米倉の代表作といえば『ドクターX』しかありません。これから新しい役にも挑戦していくために、劇場版で「有終の美」を飾りたいのでしょう。12月公開なのに、8月から映画のPR活動をしているほどです」(大手スポーツ紙デスク)

「地上波卒業」は局側に問題か

ここ数年、『ドクターX』以外の女優業といえば『新聞記者』('22年)と『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』('23年)のみ。どちらも配信作品だ。地上波でドラマ出演がない背景は、米倉の意図というより局側の「懐事情」が関係している。

「米倉のギャラは1話500万円と破格の金額なので、どの局も費用対効果を考えると払えません。だから、資金が潤沢で出演料を払える配信系サービスの作品に出演しているのでしょう。ちなみに、来年には『エンジェルフライト』続編の撮影が始まる予定です。

また、4年前に個人事務所を設立した米倉ですが、有料ファンクラブに人が集まらず運営が厳しいらしい。事務所には数人のスタッフを雇っているので諸経費がかかる。こうした事情があって、本人としても高額ギャラを譲ることはできないのだと思います」(同前)

地上波から姿を消しても「絶対に失敗しない」のか、今後に注目だ。

「週刊現代」2024年11月16日・11月23日合併号より

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