「上級クラスがスゴイ」で有名なSQさんのことだから…。

公式SNSで「チラ見せ」も

 シンガポール航空が2024年11月、超長距離路線を担当する「エアバスA350-900ULR」などに、新たな客室仕様を導入すると発表しました。同社ではこの機を「世界最長の航空路線」として知られるシンガポール〜ニューヨーク線へと投入しています。その新客室とはどのようなものなのでしょうか。


シンガポール航空のA350-900ULR初号機。「ULR」はUltra Long Range(超長距離)を意味する(画像:エアバス)。

 A350-900ULRには、これまでのビジネス、プレミアムエコノミーに加え、ファーストクラスが新設されます。仕様は新設計されたものとなり「ますます目の肥えた旅行者むけに設計された豪華なファーストクラスの座席は、比類のない機内体験を約束する」と紹介。同社では公式Facebookでこの新ファーストクラスの外観などを少しだけ公開しています。この新仕様機は2026年にもデビューする予定で、ファースト4席、ビジネス70席、プレミアムエコノミー58席の3クラス構成となります。

 なお、シンガポール〜ニューヨーク線の飛行距離は1万5349km、飛行時間は18時間を超えるものとなっています。A350-900ULRは民間航空機のなかで最も長い距離を飛行できるという最大9700海里(約1万8000km)、あるいは20時間以上のノンストップ飛行が可能なスペックを有しているとのことで、通常のエコノミークラスを持たない特別な座席構成となっています。

 このほかA350-900ULR、A350-900長距離国際線仕様機、そして将来的に導入が決定しているボーイング777-9には、新型ビジネスクラスが搭載される計画であるほか、他のクラスのリニューアルも予定されています。

【動画】これが「世界最長路線向け旅客機」超豪華座席の全容です