世界ランク1位・王楚欽がまた敗れる

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カザフスタン・アスタナで開催中のITTFアジア卓球選手権大会男子団体で、男子シングルスの世界ランキング1位、中国の王楚欽(ワン・チューチン)(24)がまたしても敗れる波乱があり、中国のネットが騒然としている。

男子団体準々決勝で中国はイランと対戦。王は1番手で登場したが、イランのベンヤミン・ファラジ(ランキング210位)に2-3(8-11/11-3/11-9/11-13/9-11)で敗れた。

王は今夏のパリ五輪男子シングルスでトルルス・モーレゴード(スウェーデン)に敗れて2回戦で敗退したほか、直近のWTTチャイナスマッシュ(北京)男子シングルスでもアンダース・リンド(デンマーク)(25)に敗れて2回戦で姿を消し、コアなファン以外からは批判的な声が上がっていた。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では「王楚欽2-3ベンヤミン」「王楚欽の相手ベンヤミンは14歳」がトレンド1、2位を占めた。ネットユーザーからは「本当に?」「どうなっているんだ」「相手はわずか14歳だぞ!!」といった驚きの声や、「それでもプロか」「やはり彼の実力は32強(2回戦敗退)程度だ」「(一番の実力者が担う)1番手なのに。相手はまだ子どもじゃないか」「誰が相手でも負けるんだな」「今回はどんな言い訳を並べてくれるのか」といった批判的な声が上がっている。

報道によると、ベンヤミンは2009年12月21日生まれの14歳ながら、今年のWTTの15歳以下ランキングで中国や日本の選手を抑えて1位に立ったこともある実力者だという。(翻訳・編集/北田)