昨年秋夕(チュソク、中秋)連休期間、済州市涯月邑(チェジュシ・エウォルウプ)抗蒙遺跡地のコスモス畑を訪れた観光客。チェ・チュンイル記者

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済州を訪ねた観光客が早ければ来週1000万人を突破するものとみられる。これは昨年の記録(9月29日)よりも10日ほど早い。

済州観光協会によると、11日までの済州訪問客数は974万105人だ。昨年936万1225人よりも4%増加した。済州道は秋夕(チュソク、中秋)連休である12日から18日まで1週間の入道客が29万7000人に達すると予想している。これに対して18日ごろに1000万人を越えると展望している。秋夕と開天節(10月3日、建国記念日)連休が重なった昨年31万4602人に比べると5.6%(1万7602人)減ったが、1000万人早期突破に問題はなさそうだ。

◇29万7000人済州行き…一日4万2429人の割合

今回の秋夕連休には一日4万2429人の割合で済州には訪問客が見込まれる。予想日別観光客は12日3万8000人、13日4万4000人、14日4万6000人、15日5万人、16日4万3000人、17日3万8000人、18日3万8000人だ。

秋夕連休期間、済州観光国際クルーズ観光客は昨年4892人から2万4998人へ5.1倍増加するものとみられる。12日「アドラ・マジック・シティ(Adora Magic City)」を皮切りに、13日「ピアノランド(Piano Land)」、14日「メディテラニア(Mediterranea)」、15日「ドリーム(Dream)」「MSCベリッシマ(MSC bellissima)」など7便が相次いで入港する。

◇国際クルーズ観光客5.1倍増加

済州観光業界は中秋の瞬間特需を期待している。実際、主要ホテルとリゾートは秋夕連休期間に90%以上の予約率を示し、これ以外の宿泊施設でも70%を越える客室利用が見込まれている。済州観光公社は秋夕連休を控えて観光客に情報を提供するために「データで見る済州旅行」秋便を公開した。昨年と一昨年に秋夕連休期間の観光パターンと主要ホットプレイスを分析した。秋夕連休済州を訪ねた観光客はパン屋やテーマパークへの訪問が多いことが分かった。

◇済州の秋夕観光有用情報を提供

済州観光公社は2022年(9月8日〜14日)と2023年(9月27日〜10月3日)の2年間、秋夕シーズン旅行客の自動車ナビゲーションやクレジットカードデータ、ソーシャルメディアの秋夕関連語データを分析した。自動車ナビゲーションデータを分析した結果、2022年と比較して2023年秋夕連休期間「パン屋」が53%、「港」が44%、「テーマパーク」が31%増加したことが分かった。ソーシャルメディア(sns)関連語データなどに基づいて観光客が済州だけで経験できるユニークな「味」と「雰囲気」を楽しむことができるパン屋を好んだことが分析で分かった。

◇済州島、観光対策総合状況室を運営

引き続き牛島(ウド)など済州付属島に行くための港、家族単位の訪問客に人気のテーマパークに観光客が多く訪れたことが分かった。秋夕連休期間、レストラン消費が最も多い地域は済州市涯月邑(チェジュシ・エウォルウプ)〔19億7000万ウォン(約2億840万円)と朝天邑(チョチョンウプ)(16億5000万ウォン)、龍潭二洞(ヨンダムイドン)(15億6000万ウォン)などであることが分かった。これら三地域はすべて海岸道路周辺にトレンディーなレストランが立ち並んでいる。宿泊業の消費が最も高い地域は中文(チュンムン)観光団地のある西帰浦市猊来洞(ソグィポシ・イェレドン)(29億4000万ウォン)、西帰浦市大倫洞(テリュンドン)(7億1000万ウォン)、済州市蓮洞(ヨンドン)(4億5000万ウォン)の順だった。

済州道は秋夕連休期間帰省客と観光客が楽しく安全に名節を過ごせるように観光対策総合状況室を運営している。済州道関係者は「216人で構成された状況班を編成・運営して、済州市と関連機関と協力体系を稼動している」とし「13日には済州国際空港の国内・国際線到着待合室で観光客に溶岩水やミカンなど済州特産品を提供した」と明らかにした。