香里奈のCMのセリフが自身の半生を表わしているという声も

　大谷翔平は数多い企業とスポンサー契約を結んでいるが、その一つである三菱UFJ銀行の新CMがSNSで物議を醸したのは、8月下旬のことだった。CMの内容は、同銀行の口座開設と合わせてクレジットカード「三菱UFJカード」をアプリで申し込めることの告知。映像にはいくつかパターンがあるが、大きな流れは大谷が同カードを持ち、それに熱い視線を送りながら一言「頼りにしているよ」と声をかけるというもの。このとき、「大谷さんは知っている」というナレーションが入るバージョンもある。

　ところがX上ではこのコメントとナレーションに違和感を持つ人が続出。どうしても春先に世間を賑わした元通訳の「水原一平事件」と結び付けてしまうのだろう。Xには、こんなコメントも散見されていた。

《口座の残高に関心の無い大谷翔平が『頼りにしてるよ』って三菱UFJカードのCMで言うてるのってどんな気持ちなん》

《色々セキュリティとかえっ？と考えちゃうよな》

《なんか全てを信じてカードが不正使用されそう》

　もちろんクライアント側にとっても意図せざる反応だろう。しかし、なんとも気の毒な大谷だ。

　一方、8月後半に入ると、モデルで女優の香里奈のオリックス・クレジット『ORIX　MONEY　PERSONAL　ローン』CMが同じようなことで話題に。CM自体は2023年12月から放送されているが、ここにきて、そのセリフへの注目度がじわじわ上昇しているという。

　黒いミニのワンピースに身を包んだ香理奈は、ランウェイでのモデルウオーキングのように進み、「乗り越えられなきゃ、くぐり抜けましょ」というナレーションとともにORIX MONEYのロゴをすり抜ける。その「乗り越えられなきゃ…」のナレーションが物議を醸しているという。

　モデル、タレント、そして女優と多岐にわたって活躍していた香理奈だったが、2014年、ベットで下着姿のまま開脚した写真が流出。一時は仕事を自粛していた時期があった。

「オリックスのCMの『乗り越えられなきゃ』というセリフからは、香里奈さんのスキャンダル以降の半生を、思い出させますよね。世間から冷たい視線を浴びたことで、最近ではCMを中心に活動を再開しているものの、“干された”状態に。どうしても、その苦境を“潜り抜け”、CMにまた出られるようになった、とみてしまいます。オリックスのCMへの反応を見ても、違和感をぬぐえない人が多いようです」（芸能記者）

　確かに、Xでは《オリックスのCMで香里奈出てたけど大丈夫かよ色々と》《どうしてCM復帰まできるのか？　その仕組みは？？》と、広告に出演することに対して疑問の声が上がっている。

“開脚”騒動から10年余り経っているが、いまだに忘れられていない。それだけインパクトが強かったということだろう。