Jで築いた関係性…マンC入り浮上は「馬鹿げた話でない」 現地“言い分”、現実味アリと見た訳
セルティック古橋亨梧に名門マンチェスター・シティ移籍の可能性が浮上
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧にイングランド1部マンチェスター・シティ移籍の可能性が浮上した。
スコットランド紙「デイリー・レコード」はヴィッセル神戸で古橋と師弟関係にあったフアン・マヌエル・リージョ氏(シティのアシスタントコーチ)との関係性に注目し、古橋移籍についての見解を報じている。
古橋は2021年にセルティックに加入して以来、不動のエースとして活躍。2022-23シーズンには得点王とMVPを獲得した。しかし、昨季就任したブレンダン・ロジャース監督の下では出場機会が減少傾向にあった。クラブが大枚を叩いてFWアダム・イダを獲得したこともあり、去就問題も浮上していた。
そうしていたなかで、SNS上では古橋のイングランド王者移籍の噂が突如として過熱。そして8月21日には移籍市場のスペシャリストであるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のX(旧ツイッター)で「マンチェスター・シティはセルティックからウインガーのオプションの1つとして古橋亨梧の移籍を検討している」とレポートして移籍が現実味を帯びた。シティはFWオスカー・ボブが骨折により年内復帰が絶望。代役のウインガーとしてプレーできるアタッカーを探すなかで、古橋の存在に白羽の矢が立ったようだ。
こうしたなか、スコットランド地元紙「デイリー・レコード」が「セルティックの探偵たちはペップ(・グアルディオラ)のナンバー2に手がかりを見つけた」「フープスのスターはイングランド王者への衝撃的な噂がソーシャルメディアで浮かび上がった」と古橋の去就報道を伝えていた。
同メディアは「掘り下げてみると最初の印象ほど思ったより馬鹿げた話ではないのかもしれない」と古橋の移籍について言及。シティには古橋が神戸所属時代に監督を務めていたリージョ氏がアシスタントコーチとして在籍していること、そしてシティはFWアーリング・ブラウト・ハーランドという絶対的な選手がいる中でも控えの役割も受け入れられるFWの選手を求めていることに触れ、古橋の移籍は理に適っているのではないのかという見解を示していた。シティは今夏、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスをアトレティコ・マドリードへと売却している。
古橋は6月23日にアメリカで行われたプレシーズンマッチでシティ相手に得点を挙げている。ジョゼップ・グアルディオラ監督はそのパフォーマンスを目の当たりにしているだけに、今回の動きにつながっているのかもしれない。29歳の点取り屋はスコットランドからイングランドへ渡ることになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)