天皇杯ベスト8が決定(写真はイメージです)【写真:高橋 学】

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天皇杯ベスト8が決定

 第104回天皇杯全日本サッカー選手権は8月21日に各地で4回戦を開催。

 J1勢では北海道コンサドーレ札幌と、サガン鳥栖がJ2勢に敗れる結果となった。

 現在J1・19位で、監督交代もあった鳥栖はレノファ山口FCと対戦。前半11分までに2失点を喫しそのまま0-2で敗れ、リーグ戦での低迷を払拭することはできなかった。

 J1最下位の札幌はジェフユナイテッド千葉と対戦。前半45分に千葉MF品田愛斗がビューティフルFKを決めると、これが決勝ゴールになった。

 横浜F・マリノスは、現在J2で3位のV・ファーレン長崎と対戦。試合終盤まで長崎が2-1でリードしたなか、後半アディショナルタイム8分にFW西村拓真が同点ゴールを決めると、同10分にMF植中朝日が逆転ゴール。まさかの逆転劇で横浜FMがベスト8進出を決めた。

 J1勢同士の対戦となったガンバ大阪対湘南ベルマーレは2-2で迎えた後半31にDF中谷進之介が勝ち越しゴールを決め、G大阪が本拠地で勝利。ヴィッセル神戸と柏レイソルの一戦は、MF佐々木大樹が前半3分に決めたゴールを守り切り勝利した。

 サンフレッチェ広島は愛媛FCと対戦。試合終盤にFW加藤陸次樹とMFトルガイ・アルスランがゴールを決めて順当に勝ち上がった。

 3年連続の対戦となった鹿島アントラーズとヴァンフォーレ甲府の一戦は、試合終了間際にDF植田直通がゴールを決めてJ1の意地を見せた。

 京都サンガF.C.もDF松田佳大とMF川粼颯太がゴールを決めて、2-0で大分トリニータを下し順当にベスト8入りを決めた。

 4回戦でもJ2勢がJ1勢に勝利する下剋上の展開が生まれ、山口にとっては天皇杯で史上初となるベスト8入りとなった。

 天皇杯4回戦の試合結果は以下のとおり。

長崎(J2) 2-3 横浜FM(J1)
鳥栖(J1) 0-2 山口(J2)
広島(J1) 2-0 愛媛(J2)
G大阪(J1) 3-2 湘南(J1)
甲府(J2) 1-2 鹿島(J1)
柏(J1) 0-1 神戸(J1)
京都(J1) 2-0 大分(J2)
千葉(J2) 1-0 札幌(J1)(FOOTBALL ZONE編集部)