広島県警は、知人女性に対し業務上知り得た情報を漏らしたとして、県内の警察署に勤務する男性警部(41)を26日、地方公務員法違反の疑いで書類送検した上で減給3カ月の懲戒処分にしました。

監察官室によりますと、男性警部は女性の知り合いが警察へ相談していた内容をシステム上で不正に照会し、女性に対し2023年5月から6月にかけてSNSアプリ上で6回にわたり情報を漏らしたということです。

2024年1月、監査室に男性警部の不適切交際についての通報があり、調査を進めたところ発覚しました。

男性警部は女性と不適切な交際を約2年間続けていて、動機について「女性の気をひきたかった」と話しているということです。

植義則首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。より一層、職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に取り組むとともに、県民の信頼回復に努めていく」とコメントしています。