インタビューを受ける橋本マナミ 撮影/北村史成

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 7月8日に、第二子出産を発表した橋本マナミ。「愛人にしたい女No.1」「昼下がりの団地妻」というキャッチコピーで脚光を浴びた橋本も、ブレイクから10年近くが経ち、いまや二児の母となった。

【写真】セクシーな衣装でイベントに登壇する橋本マナミ

 第一子の時は、高齢出産を心配する声も上がっていたというが、それとは裏腹に本人は至極順調だったと振り返る。

夫との出会いはクリスマスパーティー

「実は当時、週数の計算を1週勘違いしてスケジュールを組んでしまったので、出産する2週間前まで仕事をしていました。仕事中に生まれたらどうしようかと思っていたのですが、全然大丈夫でした(笑)」

 通常であれば、産前休業は出産予定日の6週間前から取得できる中、橋本はギリギリまで仕事をこなしていた。今年40歳を迎える中で、ここまで精力的に活動できる秘訣はどこにあるのか。

「実は、ここ数年で食生活を見直したんです。30代になってから痩せづらくなり、ちょうどコロナ禍で第一子を妊娠したことで、健康に気を配るようになりました。それまでは生活も不規則で自炊もしていなかったのですが、コロナ禍以降は積極的に発酵食品を取り入れるように。

 自家製の塩麹や味噌に加えて、納豆やヨーグルトを摂取しています。そうしたら腸内環境が改善されて免疫がつき、代謝がはかどって体重も落ちやすく、肌艶も良くなりました。他にも、小麦や砂糖を抜いたり、有機野菜を宅配したりと、食にはかなり気を使っています。旦那が医者で健康志向の強い人なので、家族のためという動機も大きいですね」

 橋本が結婚したのは2019年。グラビアで一世を風靡していた時期に電撃結婚を果たした。夫との馴れ初めは、「私の一目惚れでした」と橋本。

「30代に突入したあたりから婚活を始めたのですが、世間的に愛人キャラが定着していたので、女グセが悪いような遊び人しか寄ってこなかったんです。本当に愛人が欲しいような男性とか、いわゆる結婚とか家庭に向かないような人が多くて……(苦笑)。

 結婚を諦めかけていた時に、今の旦那さんと出会ったんです。そのころは毎年、クリスマスイブに独身の男女を集めてホームパーティーを主催していて、そこで友達が紹介してくれたのがきっかけでした。第一印象はまじめでおとなしい印象で、あまり芸能界にはいない男性だなって気になっちゃって。それまで婚活で遊び人が寄って来ていたので、余計にギャップに惹かれたのかもしれません」

「国民のお母さんになりたい」

 職種も歩んできた人生もまったく違う二人だったが、結婚した翌年には第一子を出産。夫婦仲は順調そのもののようだ。

「ウチは暗黙のルールとして、お互いの仕事に口出しをしないんです。例えば、ドラマでキスシーンがあっても、私からは何も言わないし、旦那も聞かないようにしています。お互いの仕事をよく知らないからこそ、詮索しないようにしています。

 私も旦那も職業柄、多忙な時期もありますが、育児や家事もバランスよく分担できているのが夫婦円満の秘訣かもしれません。私が食事にこだわる分、夫に片付けをお願いしたり、私が子どもの面倒を見る分、夫には子どもを叱ってもらったり……。お互いができないところをうまく補完し合っているかなと思います。

 子育てに関する悩みは尽きないですが、そういう時はママ友の中越典子さんや高橋真麻さんに相談しています。息子がいくらテレビやYouuTubeを観ていても注意できないことや、子供が風邪と引いた時の体調管理など、私からいろいろと相談に乗ってもらっていますね」

 子育てで悩むことも多いが、それ以上に子供の成長を見届けるのは嬉しいと語る。

「息子は4歳になり、今が一番可愛い時期ですね。私が帰省した時も、息子を両親に預けて外出しようとしたら、『行かないで〜』って甘えてきたりしてたまらないです。でもその後に『新幹線見に連れて行ってくれるならいいよ』って交渉してきて、なかなか計算高い息子だなと思ったり(笑)。

 あと、息子は絶賛恋愛中なんです! あるとき息子が風邪で2週間ぐらい休んで、幼稚園に復帰した時に、好きな女の子に向かって『ずっと会いたかったよ』って言ったらしいんです。『そんな言葉どこで覚えてきたの』って思いましたが(笑)、どうやらその一言が効いて両思いになったみたいで、いまは毎日幼稚園の後にいつも遊んでいるんです」

 子どもの成長とともに、橋本自身も40代の大台に差しかかっている。今後は二児の母として、どのようなキャリアを築いていくのか。

「私は女優業が一番好きなので、これからは“国民のお母さん”のようなキャッチコピーが付いたら嬉しいですね。憧れは松坂慶子さんのような女優です。今はまだ愛人のパブリックイメージが強いと思うのですが、徐々に演技の方でも存在感を示していけたらなと思います」

「愛人」「団地妻」といったイメージが定着してから早10年、今後は「国民のお母さん」を目指し、橋本は奮闘する!