日曜東京メインは道悪の可能性 クールミラボーとミスティックロアに要注目
関東の梅雨入りは遅れているが、週末の東京は土曜日から日曜日にかけて雨予報となっている。回復が早い芝はともかく、ダートは重か不良のままという可能性も。そこで日曜メインのスレイプニルステークス(3歳上・オープン・ダ2100m)を道悪前提で予想したい。
14年以降の東京ダ2100m、重or不良、3勝クラス以上の全10鞍をチェックしよう。意外にも逃げ切りはなく、対照的に上がり3F最速をマークした馬が[5-0-2-4]の好成績。同2~5位も[5-8-8-23]と安定して走っている。一方、同6位以下は[0-2-0-97]と大苦戦。直線の長い東京らしく、ある程度は終いに脚を使える馬でないと苦しい。
続いて血統面はどうか。種牡馬別の成績を見ると、ステイゴールド系を除くサンデーサイレンス系は不振。対照的にデピュティミニスター(DeputyMinister)の血を持つ馬の活躍が目立つ。代表例を挙げると、不良だった一昨年のブリリアントSは、1着アルドーレが「母の父の父がデピュティミニスター」、2着ハヤブサナンデクンが「母の父の父の父がデピュティミニスター」だった。
今年のメンバーを見ると、血統表の5代前までにデピュティミニスターを持つのはクールミラボー、サイモンザナドゥ、ベルウッドグラス、ミスティックロアの4頭だ。上がり3Fに注目すると、近5戦連続で2位以内のクールミラボー、近4戦連続で最速のミスティックロアが特に有力となる。特にクールミラボーは前々走の金蹄Sを制したときのルメール騎手が騎乗予定。非常に楽しみな存在だ。