井上尚弥【写真:荒川祐史】

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全米ボクシング記者協会の夕食会

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は6日(日本時間7日)、米ニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会(BWAA)の表彰式を兼ねた夕食会に参加。2023年の年間最優秀選手賞を受賞した。偉業を達成した井上だからこそ実現した“異例の光景”を米誌が公開すると、日本のファンを「世界のボクシングの頂点に立ったんだなぁ」と感激させている。

 井上は、シャツからパンツ、靴、ベスト、ジャケット、ネクタイまで黒で統一したシックな装いで参加。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」から2本のベルトを贈呈されると両肩に掛けた。さらに、年間最優秀選手賞の記念盾を受け取ろうとするも、一度は両手で持ちきれず。その後、贈呈者とともに記念撮影した。偉業を積み重ねる井上だから生まれた珍事だった。

 リング誌の公式X(旧ツイッター)は「ナオヤ・イノウエとリングベルト」と文面に記して実際の映像を公開。日本のファンからは「文句なく公式に認められている映像を見て、世界のボクシングの頂点に立ったんだなぁと実感。凄すぎてクラクラする。おめでとう!」「井上尚弥の現役時代を見れる事に感謝」「国境を超えてボクシング界の人間国宝」と感動の声が上げられている。

 米興行大手・トップランク社も井上の受賞を祝福した。公式Xで、壇上に上がり受賞スピーチをした井上の動画を公開。英語で「私は英語が苦手なので日本語で話させてください」と語ると会場からは大喝采が起きていた。

(THE ANSWER編集部)