「有吉弘行、東野幸治がお膳立ても…」芸人たちを落胆させた「粗品に終戦宣言」宮迫博之の“鈍感力”

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「全く変わっていないな、という印象ですね」

お笑い関係者がそうこぼす相手は元『雨上がり決死隊』でYouTuberの宮迫博之だ。

6月3日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、舌戦を繰り広げていた『霜降り明星』粗品に白旗をあげた。

宮迫は粗品に対し

「エンタメでやってくれていると僕は思ってたので。その返しでこういろいろね、やってましたけども。そうですね。あのもう勘弁してくれへんか。もうしんどい。54(歳)もうしんどいわ」

と懇願。続けて

「別に批判とかね、アンチがいろいろ言うてくんのは何とも思ってないけど、ただもうしんどい。もう毎度毎度こんなん撮ったりとかさ、もう勘弁してください。僕はもう負けでいいです」

と“泣き”を入れた。

事の発端は4月のフジテレビ系『酒のツマミになる話』。粗品

「YouTuber、おもんないっすよね?」

と発言し、宮迫の名前を出したことで騒動に発展した。

さらに粗品は宮迫が開始した月額50万円(税抜き)のトークスキル顧問制度についても

「何教わんねん、こいつに」

と追撃。すると宮迫も黙っていない。5月28日に行われたYouTuberであるヒカルのバースデーイベントで、宮迫が粗品

「テレビに出てた時の俺を超えてから言え!」

「おまえ、『アメトーーク』みたいな番組、作ったけ?」

と発言。観衆を前にリップサービスのつもりだったのかもしれないが、その時の様子を収めた動画がSNSで拡散されると、あたかも自分だけで人気番組を作ったかのような物言いに批判が殺到。宮迫と同年代の『ナインティナイン』岡村隆史もラジオ番組で

「それ言うてもうたらアカンと思うねん」

とダメ出しするほどだった。

「ほかにも千葉テレビで進行していた5年ぶりの地上波復帰番組がお蔵入りとなった。これは制作サイドと局側の不手際によるもので、宮迫さんに非はないが、立て続けの“炎上案件”に宮迫さんは精神的に参ってしまったようだ。それが後輩粗品に対する“泣き”につながった」

とはスポーツ紙芸能担当記者。そんな宮迫を冒頭のお笑い関係者は

「期待を見事に裏切る男」

と表現。お笑い業界では、粗品と宮迫のバトルは大注目で、どう転ぶか見ものだった。

吉本興業“影の実力者”東野幸治は、先月31日のラジオ番組で

「とにかく今、ネットニュースを見るのが嫌なぐらいメンツが揃ってきてるんですよ」

とニヤリ。宮迫と粗品のバトルに岡村が“参戦”するなど、騒動が拡大していくサマを喜んでいるようだった。

有吉弘行も“メッセージ”を送っていた。Xで唐突に

粗品と宮下草薙が揉めてるのかなんとかしなきゃな》

と投稿。その後、わざとらしく

《大変申し訳ありませんでした。粗品と宮下草薙が揉めてるとツイートしたのですが、正確には粗品と宮迫さんでした。訂正してお詫びいたします》

と投稿した。

また今月2日のラジオ番組では『タイムマシーン3号』の関太が

「芸能人の焼肉屋もなかなか難しい」

と話すと、有吉は突然

「宮迫さんを批判してんのか?」

とツッコミ。

「ついに粗品に参戦か?」

と関をアオり困惑させていた。

「有吉さんがたくらんでいる時の典型的パターン。過去にも多目的不倫で謹慎中のアンジャッシュ渡部建さんの名前を番組で出してイジリ倒していた。その後、渡部さんは“いじられキャラ”の新境地で復帰し、活躍している。

宮迫さんに対しても表に出やすい環境を作っているように見えたのですが……。宮迫さん本人が『勘弁して』と白旗をあげてしまった」(同・スポーツ紙記者)

同番組で有吉は「芸人、YouTuber、どっちが面白い」論争も取り上げたが、ひと言

「どうでもいいですね」

で終えた。あくまで関心があるのは、粗品とバトルする宮迫なのだ。

そうした東野、有吉らの期待をあっさりスルーした宮迫。吉本時代から変わらぬ“鈍感力”を発揮してしまった形だ。

「もうひと波乱期待していたのに……」

そんな芸人たちの声がこだましている――。