男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権最終日。トロフィーを手に優勝を喜ぶロリー・マキロイ(2024年5月12日撮影)。(c)Jared C. Tilton/Getty Images/AFP

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【AFP=時事】男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2024)は12日、米ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club、パー71)で最終日が行われ、バックナインで見事なプレーを披露したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算17アンダーで逆転優勝を果たした。

 ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)と1打差の2位から出たマキロイは、シャウフェレが7番でイーグルを奪ったことで2打差に広げられたが、その後の8ホールでイーグル二つを奪うなどスコアを一気に8ストローク伸ばして逆転に成功した。

 最終18番ではグリーン奥の川に打ち込みダブルボギーをたたいたが、それでもこの日最小となるスコア「65」でフィニッシュし、最後は2位シャウフェレに5打差をつけて優勝した。

 クウェイルホロー・クラブはマキロイが2010年に20歳で米ツアー初勝利を挙げたコースで、今大会はこれで通算4勝目となる。優勝後には「理由は分からないが、このコースでは流れがつかめる。その流れに乗っただけだ」とコメントした。

 この後は、今季メジャー2戦目となる全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)が控える。今年の大会と同じ会場で行われた10年前の全米プロでメジャー4勝目を挙げて以来、メジャー勝利からは遠ざかっているマキロイだが、前週にシェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)とのペアで制したチューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ(Zurich Classic of New Orleans 2024)に続いて連勝を飾っており、上昇ムードで大会に臨むことができる。

 マキロイは「スイングの感触はこれまでと比べればずっといい。それに来週の会場は勝ったことのある場所だから、巡り合わせも少し良くなってきている気がする」と話した。

 スコア「66」を出した安秉勲(An Byeong-hun、アン・ビョンフン、韓国)が8打差の3位、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)と任成宰(Im Sung-jae、イム・ソンジェ、韓国)が11打差の4位タイに入った。

【翻訳編集】AFPBB News

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