KRY山口放送

写真拡大

 岩国基地を一般に開放する「日米親善デー」で、アメリカ軍の輸送機オスプレイが展示されることについて市民団体が1日、岩国市に中止を求めるよう申し入れました。

 申し入れたのは基地の機能強化に反対する市民団体「瀬戸内ネット」です。

 今月5日に開催される「日米親善デー」ではアメリカ海兵隊のオスプレイの地上展示が予定されています。

 オスプレイは、去年11月、鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こし、ことし3月まで飛行停止措置となっていて、瀬戸内ネットでは「部品の交換・改良などの抜本的な対策も示されていない」と指摘。安全性が確認できないとしてアメリカ軍や国に対しオスプレイの飛来・展示について中止を求めるよう岩国市に要請しました。

(瀬戸内ネット 久米慶典事務局長)
「あいまいな安全性が十分に確認されていない状態なのになんら反対、抗議をしていかない問いたださない、その対応についても非常に問題があると思う」

 岩国市は「安全確保等に万全を期したうえでの展示であると理解している」として、中止を求める考えはないと答えています。

 日米親善デーに展示されるオスプレイは3機が岩国基地に到着しているのが確認されています。