【装蹄師・西内荘コラム】2歳馬の出入りが多くなるお花見の季節
謹んでお悔やみ申し上げます。木曜日、礼儀正しくてイケメンで皆んなに愛されていたトップジョッキーの悲報にトレセン中が悲しみで溢れました。これから競馬界を荷なう存在でしたし、私にとっては康太の父、藤岡調教師の厩舎開業当初から数年前までは全馬の装蹄を任せていただいていたりと縁が深く何と声をかけていいのか言葉も見つかりません。ご冥福をお祈りします。
競走馬に携わる仕事は多少たりとも危険をともないますが、装蹄師の私ですら、あと数ミリで、の経験が幾度かありました。その中でも騎手の危険度は最たるもの。感動のドラマを演出してくれてありがたく思います。
世間がお花見の頃には毎年トレセンに2歳新馬がゲート試験を受けるために続々と出入りが多くなります。北海道の牧場で、1歳なり2歳馬に初めて蹄鉄を履かせたときは、馬自身が大人になったように感じてるのではと思えるほど威張って歩くのですが、トレセンに裸足で入って来た新馬に蹄鉄を履かせてもそれを感じないのは不思議。といっても育成から現役競走馬の両方とも装蹄しているのは私だけですから、個人的な感想です。
アンタレスステークスのラインオブソウルの調子が徐々に上がってきているように感じました。もう5歳なのですが、まだ伸びしろがあるのかな?みたいな感じに思えるんです。
●4月13日(土)
・福島
8R バレンタインソング
9R レアリゼアンレーヴ
・中山
8R スマートルシーダ
10R レッドプロフェシー
・阪神
1R チカミリオン
3R ツーエムウィザード
6R シリウス
7R グルーヴビート
●4月14日(日)
・中山
12R ヤクシマ
・阪神
2R リネアグローリア
4R ジミーバローズ
スマートレザルト
5R バガリーロータス
スマートプレシャス
7R ダミエ
8R ゴルデールスカー
11R ラインオブソウル
以上が装蹄から感じた好感触馬です。