【期間限定、学生優待チケットの販売が決定】観劇、買物、食事!一日遊べる『ハリー・ポッター』の世界を2人の大学生が堪能!〈レポート第1弾〉

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2022年7月に開幕し、総観客数は88万人を突破と益々盛り上がりをみせる2年目ロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演。このたびイープラスにて、期間限定で学生優待チケットの販売が行われることが決定した。

対象公演は2024年4月18日(木)~5月21日(火)(4月12日(金)より販売開始)。S席~B席が一律9,000円/枚(※10枚以上の購入で8,000円/枚)と、通常よりかなりオトクに観劇できる本企画(※当日学生証の提示が必須。詳細は販売ページを参照ください)。これを記念してSPICEでは、現役大学生2名に、舞台作品をはじめ『ハリー・ポッター』の世界にどっぷり浸かれる赤坂でのエンタメな1日を体験してもらった。(編集部)

東京・TBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。小説『ハリー・ポッター』シリーズのその後を描いた本作は、初めて”舞台”という手法を使って描かれたハリー・ポッターの新たな物語で、これまでに世界中の演劇賞を受賞。ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、オーストラリア、ドイツ、カナダで開幕、この東京公演はアジアとしては初、世界では7番目の上演となります。

そんな本作が上演される赤坂の街は、2022年7月の開幕以来、あちこちが『ハリー・ポッター』の世界に染められたハリー・ポッター魔法ワールドに。作品ファンはもちろん、多くの観客たちを絶賛楽しませ中です。そこで今回、SPICEでは、まだこの舞台を観劇していない大学生2名に、一日赤坂で遊んでもらいました。

全2回にわたる連載の【第1弾】となる今回は、グッズショップ『ハリー・ポッター マホウドコロ』~『ハリー・ポッターと呪いの子』観劇~『Harry Potter Cafe』レポートをお届けします。

■まずはレポーターをご紹介!

坂野桜香さん(左)
◎大学3年生
◎普段は2.5次元作品を観ることが多く、MANKAI STAGE『A3!』シリーズなどが好き

小平実穂さん(右)
◎大学3年生
◎普段はブロードウェイミュージカルを観ることが好きで、来日公演を観に行くことが多い


2人とも『ハリー・ポッター』シリーズの映画は何作も観ていますが、舞台を観るのはこれが初めてだそうです。

■グッズショップで『ハリー・ポッター』の世界へ

『ハリー・ポッター マホウドコロ』

最初に2人が訪れたのは、劇場のすぐそば、赤坂Bizタワー1階にあるグッズショップ『ハリー・ポッター マホウドコロ』。『ハリー・ポッター』+『ファンタスティック・ビースト』を合わせた『魔法ワールド(Wizarding World)』のオフィシャルグッズを専門に取り扱うショップで、店内にはフォトスポットもある楽しいお店です。

「この日が楽しみすぎて!」とワクワク顔の坂野さんと小平さんは、お店に着くとさっそく代表的なグッズ<寮生Premium​ローブ(税込18,920円)>を試着。「寮生になった気分です」と、2か所もあるフォトスポットでの記念撮影も楽しんでいました。

ショップのフォトスポットは定期的に変更されるそう。この日は、組分け帽子のスポットでした!

レゴ(R)ブロックで作られた巨大なオブジェも! 座って撮影OKだそうです。とはいえレゴ(R)ブロックに座るのはドキドキ…

ローブを着て世界観に浸りたいけど、普段使いできるアイテムがいい!という方は、<ローブ風ストール(税込6,600円)>(左)もおすすめ。マフラーやストールとして使えます。

1~2か月ごとに新商品が登場するのでいつ来ても新鮮に楽しめる店内は、約半分がオリジナルグッズ。作中に登場するアイテムをイメージした<バースデーケーキ クッキー缶(税込3,410円)>や<Fat Lady Mirror(税込8,250円)>などはもちろん、さりげなく日常でも使えるものをテーマにしたグッズも揃っていて、『ハリー・ポッター』ファンに限らず、誰もが思わず手に取りたくなるアイテムが満載。

ハグリッドがハリーに作ったバースデーケーキデザインのグッズも。プレゼントに使えそう! <バースデーケーキ クッキー缶>

グリフィンドール寮の肖像画「太ったレディ」をモチーフにした<Fat Lady Mirror>

特に人気なのが、音声を認識して反応する<音声認識魔法の杖~ハリー・ポッターver.1.5~​(税込8,800円)>。作中登場する、杖に明かりを灯す呪文「ルーモス」を唱えるとほんとうに点灯したり! 魔法を使ったような気分になれると人気のこのアイテムは、発売中の<カエルチョコレート オルゴール(税込7,480円)>と連動しており、呪文を唱えるとある仕掛けが……! 杖と連動した遊びも楽しむことができるそうです。

カエルチョコレートの形をした……オルゴール! 有名な「ヘドウィグのテーマ(約25秒)」と「ハリーの不思議な世界(約18秒)」の2曲が収録されています。

音声を認識して反応する魔法の杖が人気の一品。お試しあれ!

坂野さんと小平さんは、グッズを見ながら「この中で好きなキャラクターを選ぶなら誰?」(セブルス・スネイプの名前が挙がっていました!)とか、「これ使いたいね」とおしゃべりが広がります。

2024年2月からは、双子のフレッドとジョージシリーズが登場。新商品も次々出るので見逃せない。

店内を堪能した2人におみやげにしたいグッズを選んでもらうと、お揃いで<タイムターナー 2wayチャーム(税込3,300円)>をチョイス。キーホルダーチェーンとネックレスチェーンが付属しており、どちらとしても使用できるすぐれもの。この後、観劇する『ハリー・ポッターと呪いの子』での重要なアイテムでもあります!

WIZARDING WORLD characters, names and related indicia are (C) & TM Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights (C) JKR. (s24)

■開場前の劇場に潜入!

『ハリー・ポッター マホウドコロ』を後にした2人はネックレスも装着し、すでに「ハリー・ポッター」の世界の住人です。とっても似合ってます!

そして、なんとなんと、今回そんな2人には、特別に開場前の劇場に潜入してもらいました。

現在は『ハリー・ポッターと呪いの子』の専用劇場として運営されているTBS赤坂ACTシアター。なのでもう劇場内は100%『ハリー・ポッター』仕様! 2人のテンションも爆上がりです。あちこちにあるフォトスポットで写真を撮ったり、劇場内グッズ売り場を覗いてみたり、展示されている小道具に目を輝かせたり、開演前の準備をしている俳優さんと遭遇したり……!世界観を盛り上げる設備も、よ~く見ると公演の出演者が表示されていたりするので見逃せません。

ロビーに置いてある本棚。……とおもいきや、キャスト表なのです!

階段を下りて1階には…

守護霊(パトローナス)が! ロビー壁面に様々な絵柄があるので、チェックしてみてください!

小平さんは「入場口のスタッフさんの制服に『ハリー・ポッター』の世界観を感じて、劇場に入った瞬間から気分が高まりました」、坂野さんは「練習をしているキャストの方の姿に熱意を感じました。その方はキャスト板を『毎日撮ってるので』と撮影されていて、作品への思入れも感じました」と感激していました。

ロビーには、キーアイテムとなるタイムターナーも飾られています

1階にはカフェブースもあり、劇場内に持ち込み可能な蓋つきドリンクや軽食が用意されています。劇場の中でもめいっぱい楽しめます!

>いよいよ観劇へ!

■いよいよ観劇!

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(C)TBS/ホリプロ

劇場からいったん出て、再び開場時間に入場した2人。客席内に入ってすぐに「え、すごい!」「神秘的すぎる!」と声が漏れます。小平さんは「建物の中なのに、外から光が差し込んでいるように見える‥‥」、坂野さんは「お芝居が始まる前から臨場感がある!」と目を輝かせていました。

この舞台で描かれるのは、小説『ハリー・ポッター』シリーズのその後の物語。父となったハリーとその息子アルバスの関係を軸に描くオリジナルストーリーで、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者・J.K.ローリングが自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作したものです。

ここでは、「数日、余韻が止まらないと思います」と断言した2人の、観劇後の止まらない感想トークをお届けします!

――舞台を観て、どうでしたか?

坂野:すごかったです、本当に!!!

小平:楽しかったです!

坂野:一つひとつの魔法がすごかった。序盤でいきなりほうきが浮き上がるシーンとかすごくドキドキしました。

小平:ほんとうにそうだよね。

坂野:人が入れ替わるところとかね。

小平:もともといた人がどこに行っちゃったんだろうって思った。不思議。

坂野:魔法ってやっぱりあるのかも!と思っちゃいました。

小平:時間が巻き戻るときの演出とかもすごかったです。低音で空気を揺らしているのかな。タイムスリップしている感覚が客席にいても届いて、これは演劇ならではだなって。

坂野:日によって違うところもありそうだったよね。

小平:うん。リアルタイムで観客と演者さんがコミュニケーションを取ってる感じがして、一体感があったよね。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(C)TBS/ホリプロ

――映像で魔法を見ると技術を感じるんだけど、舞台で魔法を見ると「え!」と驚きますね。

小平:「ほんとに魔法だ!」と思いました(笑)。

坂野:うんうん、すごかったです。これまでも舞台でいろんな仕掛けを観てきたと思うのですが、想像もできないような仕掛けがたくさん見られて、「こんな舞台のつくり方があるんだ!」って発見がありました。水を使った演出とかすごかったですね。びっくりでした。

小平:ブルーライトを使った演出もすごかった。

坂野 うん。劇場全体で物語を表現してる感じがしたよね。アナウンスで「ご乗車になられました車両は」って言われたのも、自分たちも舞台の一部になったような気がして楽しかったです。

――ストーリーはどうでしたか?

坂野:物語の中には「映画のここに分岐点があったんだ」というようなシーンがあって、そこにドキドキしました。あと、子育ての大変さを改めて感じて(笑)。

小平:あはは!

坂野:両親ってこんな気持ちなんだって(笑)。

小平:親世代の方が観たら、私たちと違う楽しみがありそうだよね。

坂野:うん。親は親の立場で、子は子の立場で観られそうだと思った。

小平:『ハリー・ポッター』のキーワードのひとつに“愛”があると思うんですけど、この舞台の中でもそれが描かれていたなと思います。友情の愛もあったし、恋人の愛もあったし、親子の愛もあったし、ちょっと切ない報われない愛もあったりして。いろんな愛の形があっていいんだなって思えて楽しかったです。

――よかったです、感想を聞けて。

坂野:私まだ言い足りないです(笑)。

――どんどん言ってください(笑)。

坂野:推しの某キャラクターが出てくることは知らなかったので、出てきたときに感激しました。

小平:魔法以外の演出も印象的でした。ひとつの舞台装置でいろんな場面を表現していて、アルバス(※ハリーの息子)とスコーピウス(※ドラコ・マルフォイの息子)のすれ違いを階段を動かして表現しているのとか、もどかしくて好きでした。

坂野:舞台装置で言うと、私はお墓が出てくるシーンで、そういうふうにお墓を表現するんだ!と、すごいなと思いました。

――大がかりな装置もおもしろかったですね。

小平:おもしろかったです。あの水中のシーンとかどうなってるんだろうって思いました。

坂野:身体が膨らむのとかも、どうやってやってるのかなって気になりました。すごかった。

――上演時間は3時間40分(休憩込み)と長めでしたけど、大丈夫でしたか?

坂野:全然大丈夫でした。すごく楽しかったです。

小平:もっと観たいくらいです!

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(C)TBS/ホリプロ

――今回ハリー・ポッターを演じていた大貫勇輔さんはいかがでしたか?

坂野:すごかった!!!

小平:もう、それしか言えない気持ちです(笑)。

坂野:息子とどう関わっていいかの葛藤の仕方が印象的でした。大人なんだけど、どこか昔の子供らしさも感じるようなところもあって、すごい表現だなって。

小平:声が聴きとりやすいですし、声色の変え方とか台詞の間(ま)が素敵だなと思いました。あんなふうに話してくれたら、会話の演技がしやすいだろうなって。

坂野:うんうん。呪文を唱えながらアクロバティックに動くシーンがあって、え、こんなスイスイ動ける!?重力ないの!?と驚きました。ていうか大貫さん、何人もいたよね。

小平:何人もいたね(笑)。どうなってるんだろう。きっと裏で走ったりもされているんでしょうけど、涼しい顔でしたしね。

坂野:大貫さんの別作品も観たくなりました。もう好きになっちゃってます(笑)。

――2人とも、普段観ている舞台とはまた違ったジャンルだと思いますが。

小平:楽しめました。実は私、ずっと「原作が一番だろう」と思っていたんですよ。特に『ハリー・ポッター』は、映画がすごく浸透していてキャラクターのイメージも確立しているから、難しい部分もあるのかもと思ったりもしたんですけど、全然そんなこと感じるひまはありませんでした。もう本当に、そのキャラクターそのものとして観ていました。

坂野:私も観る前は、ハリーって青い瞳も印象的ですし、日本人が演じて本当にハリーっぽくなるのかなと思ったりもしていたんです。でもそういうことじゃないんだなとわかりました。原作ものだと私は2.5次元も観るのですが、同じ原作ものでも違うんだなと感じましたし、こんな舞台があったんだ!って。

小平:あと、映画を観返したくもなりましたね。順番的に映画が先に上映されているからそういうわけじゃないのはわかっているんですけど、なんか映画の伏線を回収しまくってる感じがしたんですよ。もう一回映画を観て、また舞台を観たいです。

坂野 答え合わせしたくなるよね!

>一日の終わりまで『ハリー・ポッター』の世界を堪能! 一日の最後は『Harry Potter Cafe』へ

■一日の終わりまで『ハリー・ポッター』の世界を堪能

『Harry Potter Cafe』

たっぷり感想を語り合った後は、赤坂Bizタワー1階の『Harry Potter Cafe』へ。世界中からファンが訪れる場所でもあり、とにかく予約が必須です。なのに3か月に一度くらいのペースでシーズナルメニューが変わるそうで、何度でも行きたくなるお店なんです! 困った!(笑)

『Harry Potter Cafe』内観(オフィシャル提供)

外観から素敵ですが、店内はさらに素敵! BGMは映画『ハリー・ポッター』にまつわるものが流れていますし、杖など劇中に登場するアイテムからインスパイアされたディスプレイもあり、『ハリー・ポッター』度100%で食事を楽しめます。そんな中でもやっぱり一番注目したいのはお料理。

2人がオーダーしたのは、<ゴールデン・スニッチ アボカドシュリンプ(税込1,320円)>、<9と3/4番線 ビーンズ(税込1,650円)>、<ブラックレイク フィッシュ&チップス(税込1,540円)>、<ホグワーツ サンデーロースト(税込2,310円)>、<イートンメス ゴブレット(税込1,540円)>、<ヘドウィグ ケーキ(税込1,650円)>の6品。全品、「ハリー・ポッター」の世界がたっぷりと表現されているでしょう!?

もくもくのスモークに覆われ出てきたのは…

9と3/4番線の柄がかわいい<9と3/4番線 ビーンズ>! 仕掛けも楽しい。

ヘドウィグのケーキは大ボリューム!ヘドウィグ部分はりんごの入ったクリームたっぷりスポンジケーキ、枝はティラミスで2種類の味が楽しめます

2人は料理が出てくるたびに「かわいー!」「目がおいしい!」「夢がある!」と大盛り上がり。しかもこちらのお料理、見た目だけじゃないですよ。「コラボカフェはよく行くほうですが、すごく本格的なので驚きました」(坂野)、「舞台を観た後にも楽しめるメニューもあるしうれしいです」(小平)と笑顔でペロリ。最後まで「ハリー・ポッター」の世界を心身で堪能してくれました。

「可愛いから食べるのもったいないよね」といいつつ、スニッチをざくり。

<ブラックレイク フィッシュ&チップス>には、マーピープル(水中人)の絵柄が。

作品に関連したものを味わいながら、アレコレ舞台の感想を言い合うのも楽しい!

ボリュームがあるメニューが多いので、シェアして食べる人が多いそう。

<イートンメス ゴブレット>をぱくり。「美味しい~」と思わず笑顔。

一日たっぷりと「ハリー・ポッター魔法ワールド」を堪能した2人ですが、実はこの後日、重大任務が待っています。その模様は【第2弾】でお届けしますので、ぜひぜひ楽しみにお待ちください!

WIZARDING WORLD characters, names, and related indicia are (C) & TM Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights (C) JKR. (s24)

取材・文=中川實穂 撮影=荒川潤