KRY山口放送

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「宇部かま」のブランドで知られる「宇部蒲鉾」は原材料の高騰などによる厳しい経営状況を背景に北九州市に本社をおく「北九州ニッスイ」に事業譲渡することを30日発表しました。

宇部蒲鉾によりますと事業譲渡については、ことし10月31日に基本合意し、29日に開催した臨時株主総会で承認可決されたということです。

理由については水産練り製品の市場の収縮や新型コロナの影響、原材料の高騰などにより厳しい経営状況が続いていたためとしています。

2024年2月末まで商品の生産、販売については継続し、3月1日をめどに「北九州ニッスイ」の宇部工場として新たなスタートを切る予定ということです。

希望する従業員は全員、北九州ニッスイに雇用される予定としています。

「宇部蒲鉾」は1941年に設立された「宇部蒲鉾合同製造販売組合」を起源とし「宇部かま」のブランドで親しまれてきました。