Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/27163437599/ Remixed by THE RIVER

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俳優が、海外の映画祭で発した一言が大きな話題となっている。新作『フェラーリ(原題)』のQ&Aセッション中、批判的な内容を伝えた質問者に向けて「f*** you(失せろ)」と言い放ったというのだ。

ドライバーはポーランドのカメリメージ映画祭で行われた『フェラーリ』の上映会後、鑑賞者からのQ&Aセッションに応じた。1人の男性から「衝突シーンについてはどう思われますか?私にとっては、残酷で強烈、そして安っぽく思えました。どうでしょう」と批判交じりの質問を投げかけられると、ドライバーは、「知らんわ、失せろ(f*** you. I dont know)」と一蹴。「次の質問は?」と続けたという。

X(旧Twitter)に投稿された動画では、その一部始終が映し出されている。落ち着いた様子のドライバーは水分を補給しながら耳を傾け、質問が終わると少しの沈黙ののちに発言。ジョークだと受け取られたのか、会場からは笑いが起きている。もっとも、発言時のドライバーの表情は読み取れず、真意を測りかねる。

これを受け、映画祭の創設者兼ディレクターのマレク・ジドウィックは声明を発表。「どの映画祭にも、招待されたアーティストとのオープンな会話の中で出てくる質問やコメントには、思慮深いものと、まったくもって取るに足らないものがあります」とした上で、「私の意見では、アダム・ドライバーとのQ&A中の質問は、2つ目のカテゴリーに当てはまると思います」とコメント。「深い根拠に欠けた意見で、我々の映画祭や達成すべき仕事の精神に反しているものだ」と続け、ドライバーを擁護する姿勢を取った。

『ヒート』(1995)のマイケル・マン監督が手がける『フェラーリ』は、カーメーカー「フェラーリ」の創設者エンツォ・フェラーリの苦悩を描いた1作。ドライバーは実年齢より20歳以上離れたフェラーリを演じている。2023年8月末に行われたヴェネチア国際映画祭のプレミア上映では、およそ7分半にわたるスタンディングオベーションを受けた。

ちなみに、このヴェネチア国際映画祭では、新作『The Promised Land(原題)』の記者会見に臨んだマッツ・ミケルセンが、キャスティングにおける多様性の欠如を指摘した記者の質問に反論したことが。ミケルセンは質問後すぐに逆質問し、記者を狼狽させていた。

Source: Deadline(,)

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