日本ハム3年目左腕、根本が熱視線を浴びる理由

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新庄監督も根本には期待をかけている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムの根本悠楓投手が10月22日に行われた「みやざきフェニックス・リーグ」(アイビースタジアム)の楽天戦に先発登板し、6回1安打4奪三振無失点の好投をみせた。

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 プロ3年目でむかえた今季、一軍では8月にシーズン初昇格を果たすと、5試合に登板し、3勝1敗、防御率2.88の成績。シーズン終盤での限られた登板となったものの、任された試合では安定感を感じさせる投球をみせ、来季への期待を大いに感じさせる内容となった。

 北海道出身の根本は2020年ドラフト5位で日本ハムに入団。キレのあるスライダー、チェンジアップなどを制球良く投げ分ける技巧派左腕として、早くから先発ローテーション入りが期待されてきた。

 チームで制球力抜群の左腕といえば、加藤貴之がいるが、加藤といえば、今オフFA戦線の目玉の一人ともされ、去就が注目されている。そんな中、来季プロ4年目を迎える根本が本拠地最終戦、シーズンラストゲームで登板とチームにとって節目の試合を任されているのも、今後チームの柱に育ってほしいという首脳陣からの期待の現れともいえる。

 そんな根本は、来月東京ドームにて開催される「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(11月16−19日、東京ドーム)の日本代表入りが有力視されている。チームではすでに今季25本塁打をマークしたロマン砲、万波中正も代表入りすると見られている。

 根本もアマチュア時代にはU-15アジア野球選手権大会の代表入りを果たし優勝に貢献するなど、若くして既に世界で戦った経験も持ち合わせている。

 果たして代表に選ばれれば、チーム期待の若き左腕が、どんなピッチングを披露するのか。注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]