東急が冴えない、「リキャップCB」発表も潜在的な希薄化懸念が優勢
東急<9005.T>が冴えない。12日の取引終了後、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債、CB)の発行を発表した。自社株買いを組み合わせた「リキャップCB」の手法をとったものの、市場ではCB発行に伴う潜在的な希薄化を懸念した売りが優勢となり、株価の重荷となったようだ。
CB発行で約600億円を調達し、渋谷などでの再開発プロジェクトへの設備投資として約300億円を投じる。このほか、約300億円を株式持ち合いの解消を目的とした自社株買いに充てるとし、あわせて東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、約300億円の自社株買いを13日に行うと発表。同日に買付けを完了したと開示した。
今回のCBは海外投資家向けに発行する。転換制限条項や取得条項の付与により、期中の転換可能性を極力抑制するとともに、満期直前の希薄化を抑制することも可能になる設計とした。
出所:MINKABU PRESS
CB発行で約600億円を調達し、渋谷などでの再開発プロジェクトへの設備投資として約300億円を投じる。このほか、約300億円を株式持ち合いの解消を目的とした自社株買いに充てるとし、あわせて東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、約300億円の自社株買いを13日に行うと発表。同日に買付けを完了したと開示した。
今回のCBは海外投資家向けに発行する。転換制限条項や取得条項の付与により、期中の転換可能性を極力抑制するとともに、満期直前の希薄化を抑制することも可能になる設計とした。
出所:MINKABU PRESS