巴川製紙所<3878.T>は小じっかり。この日、23年3月期の連結業績について、経常利益が計画の15億5000万円から21億円(前の期比9.1%減)に上振れて着地したようだと発表した。販売価格の上乗せ効果などが寄与したといい、これを手掛かり視した買いが入ったようだ。

 売上高は345億円から341億円(同4.0%増)と計画を下振れて着地した見込みという。一部製品の生産調整と、設備改造・維持修繕工事の集中的な実施に伴う費用増があった。期末に向けて生産性の向上を目指し、稼働率が低下した設備の処分を積極的に進めたことに伴う特別損失も計上し、最終利益は計画を1億円下回る14億円(同15.2%減)となったようだとしている。

出所:MINKABU PRESS