東京株式(前引け)=19円安、上値重く一進一退続く

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 21日前引けの日経平均株価は前日比19円33銭安の2万8638円24銭。前場のプライム市場の売買高概算は5億2353万株、売買代金は1兆2897億円。値上がり銘柄数は953、値下がり銘柄数は742、変わらずは140銘柄だった。

 日経平均株価は小幅安。前日のNYダウが反落したこともあり、日経平均が朝方は値を下げてスタート。ただ、売り一巡後は下値には買いが流入し切り返し、一時120円を超える上昇となる場面があった。しかし、上値では売りに押され再び小幅なマイナス圏に転じた。その後は一進一退が続いた。手掛かり材料難のなか週末ということもあり、様子見姿勢も強まっている。

 個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>といった銀行株が軟調。日産自動車<7201.T>やトヨタ自動車<7203.T>など自動車株も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>、オリエンタルランド<4661.T>も安い。半面、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>など半導体関連株が高く、メルカリ<4385.T>や日立製作所<6501.T>がしっかり。

出所:MINKABU PRESS