日産自が反落、テスラ値下げによるEV市場への影響を懸念◇

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 日産自動車<7201.T>が反落した。米テスラ<TSLA>が19日に発表した23年1~3月期決算は大幅減益となった。イーロン・マスク最高経営責任者は今後の電気自動車(EV)需要の喚起に向け、値下げを続けることを示唆したとも伝わっている。自動車市場におけるEVの価格競争が激しくなり、自動車メーカー各社の収益環境が悪化するとの懸念が広がった。

 海外市場と同様に日本の自動車株にも売り圧力が掛かっているが、セクター内ではEVの販売を積極的に進めている日産自の下げが相対的に大きい状況だ。三菱自動車工業<7211.T>やホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>、スズキ<7269.T>、トヨタ自動車<7203.T>も安い。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS