半導体関連は売り買い交錯、TSMC決算受け4~6月期の逆風意識も下値では押し目買い観測◇

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 東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>など強弱観対立のなか、前日終値近辺で売り買いを交錯させる状況となっている。前日発表された台湾の半導体受託製造最大手TSMCの1~3月期決算は売上高、利益ともに急減速したほか、4~6月期の利益率低下も見込んでおり、半導体関連株には向かい風が強い。また、国内では、同日発表されたディスコ<6146.T>の4~6月期の最終利益も前年同期比28%減益を予想するなど厳しい見通しを示しており、足もとで買い手控えムードは拭えない。

 ただ、ディスコについては23年3月期の最終利益が前の期比25%増の828億9100万円で過去最高を記録したことが評価され、株価は買いが優勢となっている。また、半導体関連株全般も年後半以降の半導体市況回復を想定して、押し目買い需要も観測されており、下値抵抗力を発揮している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS