外為サマリー:ドル買い・円売り一服で一時133円20銭台まで下押す

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 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=133円40銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円30銭強のドル高・円安となっている。

 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=133円61銭前後と前週末に比べて1円40銭強のドル高・円安で取引を終えた。日銀総裁に就任した植田和男氏が記者会見で現行の緩和策を当面維持する方針を示したことなどを背景に、一時133円87銭まで上伸した。

 ただ、植田氏の発言は国会での所信表明と大きく違わなかったことから一段と円を売る動きは乏しく、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。前日のニューヨーク市場でドル高・円安が進んだ反動もあり、午前9時20分ごろには133円25銭まで押される場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0878ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=145円11銭前後と同90銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS