秋華賞、好調・美女馬券師の本命は競馬人生で「初めてひと目惚れした」という栗毛の素質馬
美女馬券師のＧＩ最終決断
守永真彩〜秋華賞編
もりなが・まあや／『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』（グリーンチャンネル・土曜日19時30分〜）にアシスタント秘書としてレギュラー出演中。『アプリ デイリー馬三郎』では予想コラムを連載。「楽天競馬」のイメージキャラクター。母親は女優の白石まるみさん
◎アートハウス
◯スターズオンアース
▲スタニングローズ
☆ウインエクレール
△タガノフィナーレ
△サウンドビバーチェ
△ナミュール
△プレサージュリフト
△ライラック
守永真彩です。前回予想したＧＩスプリンターズＳではなんと！ 対抗に推したナランフレグが５番人気で３着、▲を打ったウインマーベルが７番人気で２着と、重い印の馬が馬券に絡んでくれました！ あまり人気のない２、３着の馬を推奨できたのはうれしいです。
ただ......本命のメイケイエールは１番人気で14着。トホホ......。今年の春のＧＩは一度も１番人気が勝てなかったですが......はたして、この秋はどうなるのでしょうか。
馬券は、馬連、３連複は残念ながら的中ならずでしたが、穴で面白いと思っていたウインマーベルの複勝をたんまり買っていたので、収支はプラスでした♪ 秋のＧＩシリーズもなんとか好発進（!?）できたので、次こそは１着をビシッと当てたいところですねぇ〜。
さて今回は、牝馬三冠最後の一冠となるＧＩ秋華賞（10月16日／阪神・芝2000ｍ）です。
突然ですが、みなさんは"ひと目惚れ"ってしたことがありますか？ ひと目見た時に、なぜかその人だけ輝いて見えて、自然とその人を目で追ってしまう......。実は、初めて私もその経験をしたんです。そのお相手こそ、今回本命に推すアートハウス！
前走のＧIIローズＳ（９月18日／中京・芝2000ｍ）の前日に出演した番組内で、アートハウスの調教動画が流れたのですが、その映像を見た時に衝撃が走りました。「栗毛の馬体が輝いていて、なんて麗しい馬なんだ......」と。
競馬の仕事に携わるようになって10年ほど。最初の３年は美浦トレセンにも通っていたので、何度も追い切りを見てきましたし、もちろん栗毛の馬も何度も見ているのですが、こんなふうに思うのは初めてで、自分でも戸惑っています。
「調教時計がいい」とか「併せ馬で先着」とかではなく、フィーリングというんですかね〜。久々に、ビビッと応援したい馬ができたんです（ローズＳではその調教動画を見る前に印を出していたので、アートハウスは対抗でしたが......）。
そして実際、ローズＳでは直線を向いて先に抜け出したラリュエルをとらえると、外から追ってくる各馬を振り切って快勝！ ＧＩオークス（５月22日／東京・芝2400ｍ）からの休み明け初戦でしたが、ひと回り成長した姿を見せてくれました。
今年も、阪神の内回り・芝2000ｍで行なわれる秋華賞。このコースは今年のオープン特別・忘れな草賞（４月10日／阪神・芝2000ｍ）で、アートハウスが強い勝ち方をした舞台でもあります。先々も応援したい気持ちを込めて、同馬を本命に推します。
対抗はスターズオンアース。データから見ると、秋華賞はここ４年連続でオークスからの直行馬が優勝しています！ 京都競馬場の改修工事のため、昨年も阪神競馬場が舞台となっていましたが、京都だろうが、阪神だろうが、オークスからの直行馬と秋華賞は相性がいい、ということですね。
しかも、秋華賞が牝馬三冠の最後の一冠になった1996年以降、桜花賞とオークスを勝った二冠馬は６頭誕生して、うち５頭が三冠牝馬となっています。惜しくも勝てなかった１頭はブエナビスタでしたが、秋華賞３着と馬券にはしっかり絡んでいます。
"オークスからの直行馬"かつ"牝馬二冠馬"と、データ的にも、実力的にも、この馬が勝利に一番近い馬かなと思います。オークス後の骨折のニュースには衝撃が走りましたが、術後の回復も順調のようですし、中間の追い切りの動きもよさそうでしたからね。素直にこの馬の、秋初戦のレースを楽しみにしています。
▲はスタニングローズ。オークスでは10番人気でしたが、コンマ２秒差の２着と大健闘！ 低評価を覆す、すばらしい走りを見せてくれました。
休み明け初戦のＧIII紫苑Ｓ（９月10日／中山・芝2000ｍ）も勝利しましたが、2016年に重賞に昇格してから、同レースの出走馬が本番の秋華賞でも活躍。過去６年間で６頭の連対馬を出している、とても相性のいいレースです。もちろん、一度使った上積みも期待できます。
穴候補で面白そうなのは、距離適性を考慮してオークスを回避し、早めに秋華賞に照準を合わせてきたウインエクレール。長距離輸送が初めてということで、早めに栗東に入厩して調整してきました。鞍上が松岡正海騎手というのも含めて、一発の魅力満載！
展開の鍵を握りそうなタガノフィナーレも気になる一頭です。正直、メンバーが一気の強化となるので難しいところはあるかもしれませんが、いい枠（２枠３番）を引きましたし、気分よく逃げられれば、そのまま粘り込みも......。鞍上の鮫島克駿騎手は先日、地方交流重賞のＧIII白山大賞典でラーゴムを２着に導いていましたが、一瞬のコース取りが非常に上手な騎手という印象。侮れない存在です。
【推奨馬券】
◆単勝＝（10）
◆複勝＝（１）（３）（10）
◆３連複フォーメーション（13通り）＝１頭目（10）、２頭目（７）（９）、３頭目（１）（２）（３）（７）（８）（９）（15）（16）
