今さらだけど任天堂Switchを購入する ヤフオク、メルカリ、Amazon…購入先の比較を改めて検証する
このたび、かなり遅まきながら任天堂Switchを手に入れた。
購入意欲が湧いてから入手まで、実に2年4カ月。
最初に購入しようと思ったのは2020年4月、緊急事態宣言が発出されたときだ。
外に出られないので、せめて家で運動やゲームでもしようかと思ったのが理由だった。
しかし様々な抽選に応募するも、ことごとく外れて手に入れることができなかった。
そして、しばらくはあきらめ&忘れていた。
ところが、つい最近、ビリヤードプロに
「リングフィットアドベンチャーで体幹鍛えるといいよ」
そんなこと聞き、またSwitch購入熱が上昇したのだ。
そして再度、情報収集および、購入先の検討が始まった。
●情報収集を開始
情報をあさっていると「年内に新型が出るかも」という噂レベルの話が入ってきた。
ここで一旦、待つべきかどうかを考える。
その後、「半導体不足などもあり、新型は来年以降になる模様」という、これまた噂レベルの情報を入手し、本格的に購入へと動くことにした。
この情報が本当かどうかは、正直わからない。
ただ、肌感的に筆者はこの情報筋を信用することにした。
まずはAmazon、ヨドバシをチェック。
ヨドバシではもう販売をしていなかった。
Amazonでは.36,000円程度で新品が販売されていた。
ちなみに筆者が購入しようとしていたSwitchは、有機ELタイプではなく、バッテリーが短いタイプでもない。世代で言うと第二世代というところか。
赤いパッケージの、一番よく見るタイプだ。
次にメルカリとヤフオクを調べる。
価格が安いのを見つけると詳細を確認するのだが、付属品の欠品があったり動作しない部品があったりと、やはり完動品ではないケースが多い。
未使用ものはAmazonと似た価格での取引が大半だった。
念のためにと思って、任天堂の公式サイトを見に行くと、なんと!
オンラインショップでは定価で購入できることが判明。
そこで初めて定価を知るのだが、定価は32,978円。もちろん税込。
公式ショップでも購入できる
Amazonだけでなく、メルカリでも未使用品は36,000円程度。
それなら、本家本元の任天堂ショップで定価購入するほうが断然いい。
メルカリでは、定価以上でSOLDになっている品もたくさんあった。
これを買った人々は定価を知らず、公式ショップでは定価で購入できることも知らないのだろう。
半導体不足もあり、品薄感の強い商品なのでそういう刷り込みが強すぎたのかもしれない。
やはり情報収集は大切だということを改めて感じた。
●メルカリとヤフオクを1週間ウォッチ
そこから約1週間、メルカリとヤフオクを入念にウォッチすることにした。
メルカリは検索条件を保存し、出品のたびに通知が来るようにした。
すると、1時間と空けず、次々と通知が来る。
スマートバンドが振動するので、そのたびにスマホでチェック。
ジョイコンのバラ売りや空き箱のみ、といった出品までが通知されるので
すべてチェックするのはかなりしんどい作業となった。
それでもたまに「お、これは!」という品も出てくる。
そういった商品は、詳細を確認している間に「SOLD」となってしまう。
メルカリと格闘すると同時並行でヤフオクもチェック。
それらしいものを次々とウォッチリストに登録していく。
その中で終了時間が早いものに入札。
しかし、すぐに自動入札で他の誰かがちょっと高い金額で入札してくる。
そこで「自動入札の方法」を検索してやり方を学ぶ。
入札時に、「ここまでなら出せる」という金額をそのまま記入するだけ。
表面上は、現在価格の500円アップなどと刻んだ金額が表示される。
もし、それより高い金額で入札してきた人がいれば自動的にまた500円アップで入札してくれる、というわけだ。
こうすれば、締め切りギリギリに駆け引きする必要もない。
そう思ったが、なかなか思い通りに落札できない。
しかし、落札された金額は筆者の自動落札額よりほんの少し高いだけだった。
ここまでの落札詳細を確認すると法則が見つかった。
途中は自動入札の仕組みを使っているのだが、最終的には、ほかの人の自動入札が落ち着いたと思われる終了ギリギリのタイミングで500円を上乗せして落札する、という手法のようだった。
結局は終了間際の駆け引きになる、ということだ。
筆者はデイトレーダーのようなことはしたくなかったので、ヤフオクでの購入はあきらめた。
一方、メルカリも、
1週間のウォッチで、下記のような傾向がわかったことから、メルカリでの購入もあきらめることにした。
・未使用品は36,000円程度
・中古品でも美品は定価程度
・安いものは動作に不安がある
・掘り出し物はすぐにSOLD OUTになってしまう
●検討の結果…
公式サイトで新品を購入するかなぁ…
そう思って検索していると、Amazonには中古品があることを発見した。
付属品が揃っていないレベルの中古品もあるが、ほぼ新品(と思われる)中古品もある。
同時に購入しようと思っていたソフト類は、新品も公式サイトよりAmazonのほうが安い。
紆余曲折の結果、
・本体はレベルの高い中古品を選択
・ソフト3種類は新品を選択
この組み合わせで、Amazonにて購入することを決定した。
●本体
Amazon 29,500円(ほぼ新品の中古品)
公式サイト 32,978円
●リングフィットアドベンチャー(パッケージ版)
Amazon 7,473円
公式サイト 8,778円
●Fit Boxing 2(パッケージ版)
Amazon 4,973円
公式サイト 6,380円
●Nintendo Switch Sports(パッケージ版)
Amazon 4,645円
公式サイト 5,478円
筆者が購入した合計金額は46,591円。
公式サイトだと53,614円となる。
本体が新品ではないので単純比較はできないが、
Amazonから届いた本体は見た感じ操作した感じ、ほぼ新品未使用に近かったため、
筆者としては、単純に約7,000円お得に買い物できたと思っている。
見た目はほぼ新品
内袋やガイドのペラなども完備
定価を確認することもなくメルカリやヤフオクに振り回されていたら、
今回のような満足度の高い買い物はできなかったと思う。
もちろん、メルカリなどは普段から便利に利用させてもらっているので、
あくまで「今回のSwitch購入の場合は」という条件においてだ。
筆者の判断として、
1週間のウォッチで「これ以上時間と精神力を消費したくない」と思ってヤフオクとメルカリを切り捨てた。
公式ショップで新品を買うかAmazonで中古を買うかは、
・Amazonの中古は品質が安心できるはず
・ソフト類もAmazonで買うなら一緒に買ったほうがラク
・少しでも安く買いたい
上記の観点から、Amazonでの購入となった。
・情報収集
・自分にとってなにが重要か、なにを捨てるのか
入手しにくい商品の購入では、こうした判断力が問われるということが、
改めて再認識させられた買い物だった。
執筆 内藤由美
購入意欲が湧いてから入手まで、実に2年4カ月。
最初に購入しようと思ったのは2020年4月、緊急事態宣言が発出されたときだ。
外に出られないので、せめて家で運動やゲームでもしようかと思ったのが理由だった。
しかし様々な抽選に応募するも、ことごとく外れて手に入れることができなかった。
そして、しばらくはあきらめ&忘れていた。
ところが、つい最近、ビリヤードプロに
「リングフィットアドベンチャーで体幹鍛えるといいよ」
そんなこと聞き、またSwitch購入熱が上昇したのだ。
そして再度、情報収集および、購入先の検討が始まった。
●情報収集を開始
情報をあさっていると「年内に新型が出るかも」という噂レベルの話が入ってきた。
ここで一旦、待つべきかどうかを考える。
その後、「半導体不足などもあり、新型は来年以降になる模様」という、これまた噂レベルの情報を入手し、本格的に購入へと動くことにした。
この情報が本当かどうかは、正直わからない。
ただ、肌感的に筆者はこの情報筋を信用することにした。
まずはAmazon、ヨドバシをチェック。
ヨドバシではもう販売をしていなかった。
Amazonでは.36,000円程度で新品が販売されていた。
ちなみに筆者が購入しようとしていたSwitchは、有機ELタイプではなく、バッテリーが短いタイプでもない。世代で言うと第二世代というところか。
赤いパッケージの、一番よく見るタイプだ。
次にメルカリとヤフオクを調べる。
価格が安いのを見つけると詳細を確認するのだが、付属品の欠品があったり動作しない部品があったりと、やはり完動品ではないケースが多い。
未使用ものはAmazonと似た価格での取引が大半だった。
念のためにと思って、任天堂の公式サイトを見に行くと、なんと!
オンラインショップでは定価で購入できることが判明。
そこで初めて定価を知るのだが、定価は32,978円。もちろん税込。
公式ショップでも購入できる
Amazonだけでなく、メルカリでも未使用品は36,000円程度。
それなら、本家本元の任天堂ショップで定価購入するほうが断然いい。
メルカリでは、定価以上でSOLDになっている品もたくさんあった。
これを買った人々は定価を知らず、公式ショップでは定価で購入できることも知らないのだろう。
半導体不足もあり、品薄感の強い商品なのでそういう刷り込みが強すぎたのかもしれない。
やはり情報収集は大切だということを改めて感じた。
●メルカリとヤフオクを1週間ウォッチ
そこから約1週間、メルカリとヤフオクを入念にウォッチすることにした。
メルカリは検索条件を保存し、出品のたびに通知が来るようにした。
すると、1時間と空けず、次々と通知が来る。
スマートバンドが振動するので、そのたびにスマホでチェック。
ジョイコンのバラ売りや空き箱のみ、といった出品までが通知されるので
すべてチェックするのはかなりしんどい作業となった。
それでもたまに「お、これは!」という品も出てくる。
そういった商品は、詳細を確認している間に「SOLD」となってしまう。
メルカリと格闘すると同時並行でヤフオクもチェック。
それらしいものを次々とウォッチリストに登録していく。
その中で終了時間が早いものに入札。
しかし、すぐに自動入札で他の誰かがちょっと高い金額で入札してくる。
そこで「自動入札の方法」を検索してやり方を学ぶ。
入札時に、「ここまでなら出せる」という金額をそのまま記入するだけ。
表面上は、現在価格の500円アップなどと刻んだ金額が表示される。
もし、それより高い金額で入札してきた人がいれば自動的にまた500円アップで入札してくれる、というわけだ。
こうすれば、締め切りギリギリに駆け引きする必要もない。
そう思ったが、なかなか思い通りに落札できない。
しかし、落札された金額は筆者の自動落札額よりほんの少し高いだけだった。
ここまでの落札詳細を確認すると法則が見つかった。
途中は自動入札の仕組みを使っているのだが、最終的には、ほかの人の自動入札が落ち着いたと思われる終了ギリギリのタイミングで500円を上乗せして落札する、という手法のようだった。
結局は終了間際の駆け引きになる、ということだ。
筆者はデイトレーダーのようなことはしたくなかったので、ヤフオクでの購入はあきらめた。
一方、メルカリも、
1週間のウォッチで、下記のような傾向がわかったことから、メルカリでの購入もあきらめることにした。
・未使用品は36,000円程度
・中古品でも美品は定価程度
・安いものは動作に不安がある
・掘り出し物はすぐにSOLD OUTになってしまう
●検討の結果…
公式サイトで新品を購入するかなぁ…
そう思って検索していると、Amazonには中古品があることを発見した。
付属品が揃っていないレベルの中古品もあるが、ほぼ新品(と思われる)中古品もある。
同時に購入しようと思っていたソフト類は、新品も公式サイトよりAmazonのほうが安い。
紆余曲折の結果、
・本体はレベルの高い中古品を選択
・ソフト3種類は新品を選択
この組み合わせで、Amazonにて購入することを決定した。
●本体
Amazon 29,500円(ほぼ新品の中古品)
公式サイト 32,978円
●リングフィットアドベンチャー(パッケージ版)
Amazon 7,473円
公式サイト 8,778円
●Fit Boxing 2(パッケージ版)
Amazon 4,973円
公式サイト 6,380円
●Nintendo Switch Sports(パッケージ版)
Amazon 4,645円
公式サイト 5,478円
筆者が購入した合計金額は46,591円。
公式サイトだと53,614円となる。
本体が新品ではないので単純比較はできないが、
Amazonから届いた本体は見た感じ操作した感じ、ほぼ新品未使用に近かったため、
筆者としては、単純に約7,000円お得に買い物できたと思っている。
見た目はほぼ新品
内袋やガイドのペラなども完備
定価を確認することもなくメルカリやヤフオクに振り回されていたら、
今回のような満足度の高い買い物はできなかったと思う。
もちろん、メルカリなどは普段から便利に利用させてもらっているので、
あくまで「今回のSwitch購入の場合は」という条件においてだ。
筆者の判断として、
1週間のウォッチで「これ以上時間と精神力を消費したくない」と思ってヤフオクとメルカリを切り捨てた。
公式ショップで新品を買うかAmazonで中古を買うかは、
・Amazonの中古は品質が安心できるはず
・ソフト類もAmazonで買うなら一緒に買ったほうがラク
・少しでも安く買いたい
上記の観点から、Amazonでの購入となった。
・情報収集
・自分にとってなにが重要か、なにを捨てるのか
入手しにくい商品の購入では、こうした判断力が問われるということが、
改めて再認識させられた買い物だった。
執筆 内藤由美