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 夏になると無性に食べたくなる町中華の王様「餃子」。家庭で作れる料理ではありますが、選ぶ具材や切り方、皮と餡のバランス、焼き方などポイントが多いなかなか奥が深い料理です。

 今回は東京で食べられる「絶品餃子」のお店を編集部で厳選して7店ご紹介します。家庭で食べても美味しいですが、お店で食べると「やっぱり違う」と驚かされますよ!

餃子しかない“純”餃子店!『亀戸餃子 本店』(東京都江東区)

「ぎょうざ」5個300円

 東京・亀戸にある行列が絶えない餃子専門店『亀戸餃子 本店(亀戸駅前店)』。メニューにはライスもチャーハンもラーメンもなく、「ぎょうざ」オンリー。そして席に座ると、黙っていても「ぎょうざ」が自動的に出てくる“わんこ餃子”体験を味わえるお店です。なんとも効率的で、餃子専門店の心意気も感じるシステムです。

 運ばれてきた餃子はカタチも焼き目も美しく、理想的かつ絶対ウマい餃子であることがひと目で理解できます。餡は、よく練り込まれたことがわかる繊細なひき肉と、シャキシャキしたキャベツ。このコントラストが心地よく、キャベツと肉の甘みが織りなすジューシーな旨みがじわ~っと口中に広がっていきます。

 餃子だけをシンプルに楽しむ。となるとけっこう食べられるどころか、もう永遠に食べられそうな気分になりますよ。

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店名:亀戸餃子 本店

住:東京都江東区亀戸5-3-3
TEL:03-3681-8854

台湾夜市名物「棒餃子」の専門店!『台北餃子 次次(チィチィ)』(東京都新宿区)

「台北焼棒餃子」5個319円

 東京・新宿三丁目の「棒餃子」の専門店『台北餃子 次次(チィチィ)』。台北の西門近くの裏路地に実在し、地元客で賑わう某人気店から伝授された技術で作るという棒餃子が味わえます。
 
 看板メニューはもちろん「台北焼棒餃子」。5個319円から楽しむことができます。この棒餃子、ニンニクを一切使用せず、その代わりに柔らかく甘みのある黄ニラを使っているのが特徴の一品。肉汁たっぷりで、タレをつけなくてもしっかり味がついています。焼き目のパリパリ感と具材のジューシーさが相まって、次から次へと箸が進むこと請け合い。ビールやハイボールとの相性も言わずもがなです。

 ランチタイムには、餃子やホルモン麻婆豆腐、魯肉飯がセットになったお得なメニューも。新感覚の台北餃子を、新宿で楽しんでみては?

●DATA

店名:台北餃子 次次(チィチィ)

住:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル7F
TEL:03-5367-5668

ミシュランのビブグルマンにも選ばれた老舗中華料理店!『おけ以』(東京都千代田区)

「餃子」6個630円

 東京都千代田区に餃子の名店『おけ以(おけい)』はあります。3年連続でミシュランのビブグルマンにも選ばれた知る人ぞ知る、老舗の中華料理店です。創業当時から変わらないレシピで忠実に伝統の味を守りながら、今の人にも受け入れられる餃子に仕上げるために試行錯誤を繰り返し、現在の「香ばしい焼き色が付いた羽根付き餃子」が誕生しました。

 食べてみるとどこか懐かしい味。そして、シンプルなのに深い旨みが肉汁とともにやってきます。食感や大きさのバランスも絶妙ですが、最大のポイントは餡の優しい味わい。粗めに挽いた豚バラ肉に白菜、ニラ、生姜を混ぜ、味付けは塩コショウと少々のうま味調味料のみで仕上げています。

 ちなみにテイクアウトもできます。1人前から4人前までの容器もあるそうなので、お土産や夕飯のおかずに買って帰るのもいいですね。

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餃子の店 おけ以

住:東京都千代田区富士見2-12-16
TEL:03-3261-3930

ドリンク1杯で餃子一皿サービス!?『餃子処 たちばな』(東京都杉並区)

「餃子」5個270円。だけどドリンク1杯頼めば0円!

 JR高円寺駅南口を出て徒歩2分程度、ガード下の飲食街が密集する場所にあるのが『餃子処 たちばな』。カウンター6席、テーブル14席のほどよい大きさのお店です。このお店なんとお酒を1杯頼んだら餃子が0円で出てくるという、驚きのサービスが存在します。

鉄板に乗せられたアツアツの立派な羽根つき餃子は、野菜の甘み、肉の旨みがしっかり感じられる餃子です。鉄板に乗って出てくるから、アツアツジューシー。おまけに羽パリパリで最高です!

 ちなみに、ドリンクはお酒じゃなくてもオッケー。ソフトドリンクでも1杯注文で餃子が食べられます。

●DATA

店名:餃子処 たちばな

住:東京都杉並区高円寺南3-69-1
TEL:03-3330-2658

餡がぎゅうぎゅう詰めの絶品餃子店!『南湖』(東京都練馬区)

「手造焼餃子」5個450円

 東京・江古田駅から徒歩1分の『南湖』。焼餃子、水餃子、その他の創作系餃子など豊富なメニューが魅力のお店です。

「手造焼餃子」は 餡がぎゅうぎゅうに詰まっているのでぷっくり太っていて、焼き具合も絶妙。噛むと、その餡がまた、野菜の旨みがたっぷりなんです。キャベツ、ニラ、ネギ、そして、青森ニンニクを使用しており、野菜の甘みと肉の脂と合わさってじゅわ~っと旨みが口の中に広がります。

「水餃子」は焼餃子同様、野菜がたっぷり入っていて、同じ皮を使っているのですが、水餃子になると全面がプルンプルンで噛むともっちりしています。つけだれは「おろしポン酢」と「特製ラー油」の2種類があって、両方頼むのがオススメ!

 そのほか「餃子の皮のチーズ揚げ」や「餃子の皮のじゃこピザ」各550円などお酒のつまみメニューも大人気です。

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店名:南湖

住:東京都練馬区小竹町1-55-6
TEL:03-3959-5921

肉餡のゴロゴロ感の秘密はレンコン!『中野餃子やまよし』(東京都中野区)

にく餃子(焼き)5個450円

 東京・中野の餃子専門店『中野餃子やまよし』。北口の飲み屋街で営業しています。『中野餃子やまよし』の「にく餃子(焼き)」は地味なルックスですが、噛んだ瞬間、薄い皮がパリッと、中の肉餡はむっちり、ゴロゴロとした食感を主張。そしてゴロゴロの肉餡の隙間から、肉汁がジュワ~ッと染み出てきます。その美味しさは身もだえするほど!

 肉餡のゴロゴロ感の正体は刻んで入れてあるというレンコン。「食感がしっかりしているのが好きなので、餃子の種類ごとに、具材や大きさで、食感を大事にしています」(店主 矢部さん)とのこと。

「しそ餃子(水餃子)」はもちもちの皮からこちらもゴロゴロ感あふれる肉餡が出てきて、シソの香りがふわりと鼻をくすぐります。にく餃子より、かなりあっさり、さっぱり。さらに、実は人気メニューの「ラムパクチー餃子(焼き)」もオススメです。

●DATA

店名:中野餃子やまよし

住:東京都中野区5-55-9
TEL:なし

酢コショウ餃子発祥の店!『赤坂 みんみん』(東京都港区)

「焼餃子」600円(食楽web)

 東京・赤坂の繁華街からは離れた場所にあり、民家がある路地を入ったところに存在感を漂わせているのが『赤坂 みんみん』。石造りの外観は、ここで何年も変わらぬ味で魅了してきたことを窺わせてくれます。

 看板メニューの「焼餃子」は酢コショウでいただくのがこのお店の特徴。酢を入れた後に、コショウを約10振り。多すぎるように感じますが、これが絶妙のバランスとのこと。

 酢コショウをたっぷりつけて味わう餃子は、口の中で衝撃が走ります。鼻から抜ける酢とコショウのさわやかなコンビネーションが餃子と見事にマッチ! 皮は厚くて弾力があり、びっしり入った具から旨みたっぷりの肉汁がジュワッとあふれ出てきます。これは旨すぎる! これまで食べていた醤油ベースのタレをはるかに超える旨さを体験できるお店です。

●DATA

赤坂 みんみん

住:東京都港区赤坂8-7-4
TEL:03-3408-4805