挑発的なプレーで報復されたアドソン。(C)Getty Images

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 大量リードの場面でやるのは、やや配慮に欠けていたのかもしれない。

 6月22日に開催されたブラジル・カップのラウンド・オブ16第1レグで、コリンチャンスはサントスと対戦。4-0の大勝を飾った。

 反響を呼んでいるのが、4点リードで迎えた後半アディショナルタイプのあるシーンだ。敵MFヴィニシウス・ザノセロがDFルーカス・ピトンの顔面にパンチをするという愚行で62分に退場し、数的優位に立っていたコリンチャンスは、MFアドソンが余裕のボールキープ。足裏などを使ってテクニックを見せつけると、おちょくられたように思われたのだろう。

 相手のMFアンジェロ・ガブリエウにふくらはぎあたりを踏みつけられて倒れると、さらに激怒した別の2選手に詰め寄られて罵られ、両軍が揉み合う事態となった。

【動画】余裕すぎるキープに相手が激怒!足を踏みつけられ、囲まれて罵倒され…
 ブラジル・メディア『Globo』のSNSがこの騒動を取り上げると、次のような賛否両論の意見が続々と寄せられた。

「クソみたいなプレーだ」
「不快な挑発だ」
「彼は0-0でもやったのか?」
「美しくない」
「やられたほうは屈辱的だ」
「時間稼ぎは退屈だ」
「相手を屈辱するためだけにやっている」
「エジムンドもロマーリオも、みんなやっていた。今のサッカーは退屈すぎる」
「ネイマールがだったら、誰も批判しないじゃないか」
「これもサッカーの一部」

 王国ブラジルでも、様々な考え方があるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部