【イタリアマンマのおうちごはん】甘くてほかほかの「ポロネギのグラタン」

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2月も半ばを過ぎましたが、まだ寒いですね。こんなときは温かいごはんでお腹の中から温まりましょう!今回、緒方美智子さん(@michiko_ogata_viafrua)に教えていただくのは、イタリアではおなじみの「ポロネギ」を使ったグラタン。旬のネギに火を入れた甘い味わいをぜひ楽しんでください!

お腹の中から温まるグラタン


Ciao!
料理家の緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)です。

冬らしい寒さが続き、お腹の中からほかほかと温まりたい。そんなときにおすすめのマンマのおうちごはんのひとつは「ポロネギのグラタン」。

ポロネギはイタリアでは「Porro ポッロ」と言います。日本では「リーキ」「ポアロー」とも呼ばれていますね。イタリアではおなじみの野菜で一年中スーパーやメルカート(市場)に並びます。


秋から冬が旬のポロネギは火が入るととても甘くなり、スープやグラタン、オーブン焼きなどにすることが多いです。

イタリアではポロネギのグラタンにはFormaggio montasio(モンタージオチーズ)を加えるなど、いろんなお好みのチーズを使いますが、今回は手軽に手に入るピザ用のモッツァレラチーズを使います。ホワイトソースを使わずに牛乳とチーズだけで気軽に作れますよ。お好みで生クリームを加えてもコクが増しておいしくなります。

もし、ポロネギが手に入らない場合は下仁田ネギでも代用できるので、ぜひお試しくださいね。


ポロネギのグラタン


材料(4人分)

・ポロネギ……2本
(下仁田ネギの場合5〜6本)
・塊パンチェッタ または 塊ベーコン……50g
・モッツァレラチーズ(ピザ用)……100〜130g
・パルミジャーノチーズ(すりおろす)……大さじ2〜3
・牛乳……100〜120cc
・生クリーム……お好みで加えたい場合は牛乳の半量を生クリームに替える
・パン粉……大さじ2
・エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1/2
・塩、胡椒、ナツメグ……適量


作り方

1. ポロネギは外側の1枚を剥がして、中央に切れ込みを入れてよく洗う。緑色の境目のあたりに土が入っていることがあるのでよく洗う。パンチェッタは1cm角に切る。


2. 縦半分に切り、ポロネギが入る鍋またはフライパンで3〜4分ほど茹でる。


ザルや網などで水気を切っておく。適当な長さに切り、さらに縦に1/2〜1/4に切る。


3. 耐熱皿にオリーブオイル、半量のポロネギを敷き詰め、半量のパンチェッタを散らして塩、胡椒をする。


4. 半量のモッツァレラチーズをのせ、パルミジャーノをふりかける。これをもう一度繰り返す。


5. 牛乳を端から注ぎ込み、パン粉をふりかけて220度のオーブンで15〜20分焼く。


おいしさのヒミツはちょっとしたことの積み重ね


ホワイトソースではないので意外とあっさりしています。ソースはパンと一緒に食べてくださいね。

アレンジでパンチェッタを厚切りハムにしたり、またスライスしたじゃがいもを加えたりするとボリュームアップしたポロネギのグラタンになります。

ポロネギがかなり太い場合はしっかりと茹でることが甘さを引き出すポイントです。

それから、ちょっとしたことですがパンチェッタもパルミジャーノチーズもすでに加工してあるもの(すりおろしてあったり、カットしてあったり)よりも、塊を買って調理するときに切ったり、すりおろすほうが味も風味も断然おいしくなります。ちょっとしたことを重ねることがおいしさにつながることを、ぜひ実感してみてください。

ボナペティート♪


緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)| Instagram