良品計画は12月15日、コオロギを食材に使った昆虫食の第2弾として、「コオロギチョコ」(価格190円)を発売する。コオロギは昆虫食の中でも飼育しやすく、効率的に生産できることから食用に適しており、国内外で注目されているという。取り扱いは全国の「無印良品」限定221店舗、および同社公式ネットストア。

○食べごたえのあるプロテインパー

「コオロギチョコ」


同商品は、コオロギパウダー、大豆パフ、きなこなどの大豆由来成分を配合し、1本に約15gのたんぱく質を含むプロテインバー。朝の忙しい時や小腹が空いた時など、片手で手軽に、たんぱく質を摂取することができるという。

甘さ控えめのミルクチョコレートとオレンジ果汁パウダーも使用し、ミルクチョコのほどよい甘さと、アクセントとなるオレンジのさわやかな風味が特徴。また、大豆パフをたっぷりと加えることで、食べごたえのあるボリューム感とザクザクした食感に仕上げた。

同社は、「今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになれば」という思いから昆虫食の商品化を開始。"昆虫食の先進国"といわれるフィンランドを訪問するなどして情報収集を行い、その結果、コオロギに関する知見が豊富な徳島大学発ベンチャーのグリラスと協力して、コオロギを食材とする取り組みを進めてきた。2020年5月には、無印良品で初の昆虫食として「コオロギせんべい」をネットストアで発売。その後、順次販売対象店舗を拡大し、現在では幅広い年代から好評を得ているという。