「値上げの秋」小麦値上げでパン販売店は苦悩 広島
1日から輸入小麦やコーヒーなどさまざまなものが値上がりします。リニューアルオープンを迎えたパン販売店では「値上げの秋」に頭を悩ませていました。
次々にオーブンから出てくるのはこんがりと焼けたパン。広島で約40年親しまれたきたアロフト。
広島市中区基町の店舗では新型コロナ対策で休業していましたが、2日、リニューアルオープンを迎えます。
(アロフト星加基喜さん)
「日常に寄り添うというテーマでお店を改装させていただきました。若い世代の方にもアロフトを知っていただきたいという思いリニューアルしております」
17年前のオープン以来初めてだという今回のリニューアル。
創業以来の看板商品、ハーフ食パンはリニューアルにあわせて改良したということです。
1日は関係者を招いてプレオープンのイベントが行われました。
(記者リポート)
「約60種類のパンが並ぶすぐ横にはゆったりとしたイートインスペースがあります」
以前よりくつげるようにしたというイートインでは店で買ったパンの他にも昔ながらものを再現したというモーニングも食べることもできます。
しかし、お店ではある問題に頭を悩ませています。
(アロフト星加基喜さん)
「パンの主材料である小麦粉に限らずバターにしろ砂糖にしろっていう部分でパンの主材料がすべて値上がりになっております」
1日からパンを作るのに必要な原材料の価格が値上がりしていて特に一部のパンに使われている輸入小麦は19%値上げされています。
(製粉会社)
「ここ数年穀物の相場が値上げされていますから、政府からの購入価格はあがりますので申し訳ないという思いはありますが値上げの交渉をなんとかご理解いただきたい」
アロフトではリニューアル前とくらべてパンの価格は変わっていませんが今後の材料の価格次第では値上げも考えるということです。